じょうしょう気流 「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

じょうしょう気流

「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

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青木村沓掛 スペース岡の泉『齋藤隆夫絵本原画に版画の世界展』に行ってきました

総務管理課 鰯です。

今回は青木村を探訪してみました。
知人で版画家、絵本画家である齋藤隆夫さんを尋ねました。
また村内の「スペース 岡の泉」で開催中の「齋藤隆夫絵本原画に版画の世界展」にお邪魔してきました。
まず齋藤さんのアトリエに。
制作中の民話「たくあん船」の原画が出迎えてくれました。
齋藤さんとはコロナ禍のため、3年振りの再会です。
齋藤さんに「顔を見せないので心配していたんですよ。」と言われ苦笑。
たくあん船もコロナ禍等で、期間が開いてしまい出版が難しい状況にあることをお聞きしてもったいないなと思います。
斎藤さんが、1988年瀬川康男さんへ移住の挨拶と絵本製作について相談に来た時に出会い、それ以来親交を深めてきました。

齋藤さんは、1952年上尾市生まれ。20歳から45歳まで版画制作をし、35歳の時青木村に移住し絵本製作に取り組む。
初製作はアメリカ先住民ウィネバゴ族に伝わる民話を題材にした「カガカガ」。
以後民話を題材にして絵本製作に取り組んできましたが、依頼の来ている2作品を作り上げたら、本業の版画制作に戻りたいと話されていました。

その後、スペース 岡の泉へ。迷いながら進み沓掛区公民館前の会場に到着。

会場は旧沓掛区公民館をオーナー夫妻が購入し、「木のぬくもりの展示場からアートを発信」
キャッチフレーズにして運営しています。

2021年記念すべき第1回企画展は、心惹かれ1枚1枚買い求めてきた「浜田知明の作品展」。

2022年は二つの企画展を開催。第2回は上田市在住の岡田光司写真展「現実から彼方」。
岡田さんを知らない方でも台風被害から別所線の赤い鉄橋が復旧していく様子をテーマにした写真絵本「赤い橋を渡っていくよ(岡田光司 写真 岡田康子 文)」はご存じでしょう。

第3回は、「ブルーの魅惑展」を開催。染物、浮世絵のベロ藍、現代版画、油絵など、オーナーの好きな色「青色」が使われた約30点を展示した。

2023年第4回は地元に目を向け、地元にも素晴らしい人がいることを知って欲しいと齋藤隆夫氏に依頼して開催の運びとなりました。
木のぬくもりを感じる展示場には、絵本5作品の原画25点と代表作の絵本、アクリル画などが購入できるスペースがあり、のんびり、ゆっくりと鑑賞できる空間です。

第二会場は18畳和室に20歳から45歳までに制作した銅板やリトグラフなど16点が並んでいます。

四半生期から半世紀前の作品ですが、現代でも新鮮味を持って味わえる魅力は素晴らしいと感銘を受けました。
オーナーの岡本展枝(のぶえ)さんは、
「これからは版画制作活動に戻られ、再挑戦する齋藤隆夫さんのご活躍を陰ながら応援しております。
そして『スペース岡の泉』で版画の展覧会を開催できますことを待ち望んでいます。」と語られました。

今回の「齋藤隆夫絵本原画に版画の世界展」は、9月30日までの開催でしたが
スペース岡の泉では今後も様々な作品展を開きたいとのことなので、楽しみです。

 

スペース 岡の泉
〒386-1606 長野県小県郡青木村沓掛1246−1
※迷われる方が多いそうです。GoogleMapで『スペース岡の泉』と検索してください。
営業時間 10:00~16:00
※営業時間やイベント等につきましては、直接お問い合わせください。

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