じょうしょう気流 「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

じょうしょう気流

「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

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行ってきました!武石風土つなぎ隊「つなぐ家」(R2元気づくり支援金知事賞受賞)

初登場のM吉です。

令和2年度の元気づくり支援金事業の知事賞(上田地域での最高賞!)に輝いた、武石風土つなぎ隊の「つなぐ家」に行ってきました。

ところで武石の場所は知っていますか?
上田市の一番南、丸子の下側、長和町のとなりにある、自然豊かで昔の面影を残す懐かしい街です。
そこの武石銀座(かつての名称)に「つなぐ家」はあります。

店のオープンは隔週木~土、9時半~12時。オープン前になると近くの農家さんが野菜を持ってきます。
いまは冬野菜、おじさんは自慢げに巨大な大根を置いていきました。
ここで採れる野沢菜もちろん巨大ですが、大人の顔くらいの小松菜には驚きます。
そんな大きさ自慢から始まり、目的がおしゃべりか買い物かわからないご近所さんが集まってきます。
そのあとは子供がお母さんとやってきました。駄菓子など子供のお小遣いで買える商品も置いているので、「つなぐ家」は子供にも人気スポットです(買い物体験として小学校の授業でも来るのだそうです)

 

つなぎ隊は平成25年に結成され今年で8年目。
地域人口の減少とともにかつて賑わいは影を潜め、コミュニケーションが場が失われていく街をなんとか元気にしようと、地域住民5人でこのつなぎ隊をスタートしました。

最初はなかなか周囲の協力が得られなかったようですが、さまざまなイベントを企画して、住民のみなさんをはじめ農協さん、役場、〇△協会さん・・・と、巻き込んでいったそうです。

本物さながらの仮装大賞や、歌謡大賞、ギャラリーイベントを毎年繰り返していくうちに、つなぎ隊は地域にとってなくてはならない存在になりました。

つなぎ隊はこれらの活動の拠点、そして地域のみなさんが気軽に寄れる場所、子供が目を輝かして集まれる場所が必要と考え、元気づくり支援金の助成で、商店街の中心にあった雑貨屋を改修し「つなぐ家」を作りました。

出品商品は野菜や駄菓子のほか、住民の手作り雑貨、業者さんが持参の様々な商品がたくさん並びます。レジはなく手書きで売上表を記入する方式で、懐かしさが溢れ出てています。

先日の寒い薄曇りの土曜日。今日はお客さんは来ないかなあと、つなぎ隊の皆さんと石油ストーブを囲みお茶を飲んでいたら、お客さん、次々とやってきました。ただ顔を出すだけのおじさんも嬉しそうです。なんだか心が温まり、結局12時の閉店までお邪魔してしまいました。

午後はおじさんの時間。ジャズ鑑賞会です。「つなぐ家」はメンバーが家事の合間で運営しているので、隔週午前のみ4日間が限界です。
もっと集まりたいという住民からの要望があり、それに応えてスペースを提供しているのです。

いままで、私は「つなぐ家」の先の、番所ガ原スキー場に行く際に何度か通っただけでしたが、こんな素晴らしい話があるなんてつい最近まで知りませんでした。

きっかけは仕事を通じてでしたが、この出会いを大切にしたいと思います。

 

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