じょうしょう気流 「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

じょうしょう気流

「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

上小地域の百名山 -根子岳-

地域政策課のYです。


上小地域の百名山紹介。今回は、根子岳(ねこだけ)」(2,207m)です。上田市と須坂市の境にある山で、前に登った四阿山(こちらのブログをどうぞ)はすぐ南西隣です(2枚目の写真。左が根子岳、右が四阿山)。菅平高原は、この2つの山の裾野に広がっています。

登ったのは10月初め。山の写真は晴れたときのものですが、この日は曇りで山には霧がかかっていました。
菅平牧場の中の登山口から登ります。ほかにも峰ノ原や米子瀑布から登るコースもあります。牧場コースは、頂上まで真直ぐ登っていくイメージ。ジグザグもあまりなく、全般に坂はきついです。登り始めてすぐ丸太で作られた階段が。20cmくらいの高さで、1~2m間隔に並んでいます。帰りに勘定したら400段ほどありました。登り始めに階段をそれだけ上がるのは結構疲れます。

左手の牧場には牛が放牧されており、道のすぐ近くで牛が草を食べていました。登山口から約700mのところに東屋が建っています。牧場はここで終わり。


ここからは白樺と笹の林の中を進みます。東屋のすぐ先の藪からカモシカが出てきました。熊でなくてよかった。こちらをじっと見つめて、しばらくして草を食べながら見えなくなりました。
落ち着いた(?)態度で、何があってもあわてず騒がず悠々としている感じ。禅宗のお坊さんか。

林の中は結構な急勾配。大きな石もあって、足を思い切り上げないと登れません。10月初めのこの時期、今年は紅葉も遅れているのでしょうが、色づいてきた木も少しあります。

と、突然林が切れて、視界が開けます。高い木はもうなくなり、山の上の方も見えます。

後ろを振り返ると、霧が上がってきて、菅平方面も見えません。ここからさらに石がゴロゴロした道を上がっていきます。

頂上には、左の写真のような祠が。ここは、天気が良ければ360度の大パノラマが望めるところですが、あいにくの霧。登ってきた方向の菅平高原や、そのずっと先に見えるはずの北アルプスも全く見えず。北東方向には四阿山へ縦走する登山道が延びています。その先には四阿山がすぐ近くに見えるところですが、日頃の行いが悪かったのか。



お弁当を食べるのもそこそこに下ります。下では牛たちが相変わらず下を向いて、悠々と草を食んでいました。こちらも禅坊主。結局、登りに1時間半、下りに1時間くらい。登りは2時間くらいと聞いていましたが、天気のせいか周りも見ずに登っていたので、結構早く降りてきてしまいました。今度はすばらしい天気のときにゆっくり花など見ながら登りたいですねえ。そうそう、この山は「花の百名山」と呼ばれているんです。

このブログのトップへ

このブログや記事に関するお問い合わせ窓口

上田地域振興局 総務管理課総務係
TEL:0268-25-7111
FAX:0268-25-7115