じょうしょう気流 「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

じょうしょう気流

「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

上小地域のおみやげ -まゆ玉ランプ-

地域政策課のYです。

上小地域の各種おみやげに良い品物を紹介するシリーズ。今回は、蚕都上田にふさわしい「絹工房かさはら」まゆ玉ランプです。

上田地域は、古くから養蚕や蚕糸業が盛んでした。特に、蚕の卵(蚕種)の生産は、江戸時代から明治時代を中心に日本有数の生産量を誇り、明治にはフランスやイタリアに大量に輸出もされました。
製糸は、養蚕や蚕種業に比べると、この地域では明治の中盤くらいまでは振るいませんでしたが、明治33年(1900年)に、諏訪で製糸業を営んでいた「笠原製糸」が上田に進出し、また、丸子では、すでに設立されていた「依田社」が成長し、「信濃絹糸」(現シナノケンシ)が誕生したりと、上田地域の製糸業は盛んになって行きました。

今回ご紹介する「まゆ玉ランプ」は、笠原製糸の現在の会社である「笠原工業(株)」が提供しているものです。

これは、卓上のランプですが、ランプ部分が本物の繭玉で、その中のLEDランプが光ります。光の色は、一番上の写真のように、白・緑・青・赤・オレンジの5色(緑・青・赤の3玉のものもあります)。

台座は、天然木とプラスティックの2種類があり、天然木台座から繭玉を下から支えているコードは、なんと絹糸を丁寧に手作業で巻いたものです。
その形と柔らかい5色の光で、居間やベッドルーム、玄関に置いておけば、雰囲気出ること間違いなし!! 仏間でもいいかもしれません。



笠原工業は、現在、電子機器や発泡スチロールの製造などを行っていますが、上田市常田の本社には、製糸業を営んでいたときの繭蔵や煙突が残っているほか、明治41年(1908年)に建てられた「常田館」は、一階が和風で二階が洋風という建物で、絹の文化資料館として我々も見学できます。また、この建物は経済産業省の「近代化産業遺産」に登録されています。この建物群については、また別の機会に詳しくご紹介したいと思っています。

 

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