じょうしょう気流 「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

じょうしょう気流

「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

上小地域の信州百名山 -四阿山-

地域政策課のYです。

上小地域の「信州百名山」。今回は、上田市と群馬県嬬恋村の間に横たわる「四阿山」(あずまやさん)(2,354m)です。6月1日の開山祭に地元の方々に混じって参加しました。山頂に、真田家にもゆかりの山家神社の奥宮があり、山家神社の神主も一緒に山を登ります。
四阿山の北西方向のすぐ横には根子岳(2,207m)があり、この2つの山の南西には菅平高原が広がっています(写真は、菅平高原の牧場から撮影)。

登山コースはいくつかありますが、この日は、「あずまや高原ホテル」横から菅平牧場の東側を通って登るコース。
しばらくは牧場に沿ってなだらかな斜面を登っていきます。やがて着いたのが中社。ここでは神事が。神主さんが祝詞を唱え、みんな頭を下げます。

中社からは結構な急坂。熊笹の間の道は石だらけで息が上がります。2,000mを越えて後ろを振り返ると菅平の眺望はすばらしいものがありますが、楽しむ余裕もなくひたすら足を前へ。残雪が残る滑りやすい道を気を付けて登っていくと、頂上のちょっと下に木の階段が。最後の力を振り絞ってやっと頂上に!!

周りは絶壁。高所恐怖症の私なんかは、端に行くと足がすくみます。根子岳を少し下に見て、「高いところに来たなぁ」。

奥宮では、神主さんの祝詞のあと、みんなで玉串を捧げ神事は無事終了。この登山道には石の祠が残っていて、41基も確認されたそうです。四阿山は、水の神を祭っていたとされ、昔から霊山として修験者の修行の山だったそうで、そうした人たちが寄進したのではないかとのこと。みんなでしっかりお祈りしたので、今年も五穀豊穣まちがいなし!!

ところで、四阿山は、長野市街地からも南東の方向に見ることができます。昔から長野市民にも親しまれていたのでしょうか、市の東部にある市立古牧小学校の校歌にも出てきます。しかも1番に。いわく「~豊かなるかな東に 四阿ながく裾ひきて 古き伝えの牧の土地~」

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