じょうしょう気流 「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

じょうしょう気流

「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

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篭ノ登山・水ノ塔山のシャクナゲが見ごろです!!

上田保健福祉事務所のヤマキチです。篭ノ登山(かごのとやま、東篭ノ登山と西篭ノ登山があります。)と水ノ塔山(みずのとやま)は、東御市の湯の丸高原と小諸市の高峰高原の間にあり、眺望がすぐれ、池の平湿原の駐車場から手軽に往復できる山です。この時期、稜線のシャクナゲが見ごろを迎えますので、まず東篭ノ登山に登り、そこから水ノ塔山と西篭ノ登山を往復し、登山道沿いのシャクナゲを見てきましたので紹介します。

 

(池の平駐車場にある案内板)

 

この日は梅雨入り前の貴重な晴天で、池の平駐車場は標高2061mほどありますので、ちょっと寒いかなあと予想しましたが、半袖で十分でした。紫外線が気になりましたので、日焼け止めをたっぷり塗って、東篭ノ登山に向けて出発します。登山道沿いに咲いているコイワカガミを見ながら、しばらく樹林帯を進みます。樹林帯を抜けて、ガレ場をひと登りすると標高2228mの東篭ノ登山山頂に到着します。

 

(出発して間もなく東篭ノ登山が見えます。)

 

(コイワカガミ)

 

(東篭ノ登山山頂、背景は浅間山、黒斑山)

 

頂上には遮るものがありませんので360度の眺望を楽しみます。ただ、この時期ですので水蒸気が多く、霞んだようになっており、富士山など遠い山々は見ることができませんでした。

 

(東篭ノ登山から見た池の平湿原周辺)

 

(これから向かう水ノ塔山(左))

 

そして縦走路を進むと、期待通りアズマシャクナゲが現れ始めます。緑一色の中にあるピンク色のアズマシャクナゲはとてもきれいで、疲れが吹き飛びます。早速写真を撮りますが、ごちゃごちゃした中に花があり、見て感じている「きれいさ」が写すことが難しく、写す角度を変えたり距離を変えたりと工夫します。

 

(アズマシャクナゲ 2枚)

 

 

そして鞍部に達し、今度は上り気味に進みます。登山道沿いには、アズマシャクナゲ以外にも花が咲いており、楽しみながら進みます。

 

(鞍部手前から撮影)

 

(ミネズオウ?)

 

(ツガザクラ)

 

途中、赤ゾレと呼ばれている崩落部を通過します。

(赤ゾレ)

 

赤ゾレを過ぎると、登山道脇に多くの花をつけているアズマシャクナゲがあり、再び撮影タイムを取ります。

(アズマシャクナゲ 3枚)

 

 

 

そして、標高2202mの水ノ塔山山頂へ到着します。しかし、ここで折り返し、再び東篭ノ登山を目指すため、休憩は写真を撮る、水を飲むの最小限です。

(水ノ塔山山頂)

 

(水ノ塔山から見た浅間山、黒斑山。雲が湧いてきました。)

 

(水ノ塔山から見た篭ノ登山、池の平湿原)

 

東篭ノ登山へ戻る途中、笹原に登山道を外れ獣道のような薄い踏み跡がありましたので、何かあるのかなと思い、ちょっと入ってみます。踏み跡は苔むした倒木まで続いており、近くに丸い鉄製の看板(文字は消えている。)があります。結局何の踏み跡なのかは分かりませんでしたが、一応倒木の写真を撮り登山道へ戻ります。

 

(苔むした倒木)

 

東篭ノ登山まで戻り、次は西篭ノ登山へ向かいます。この登山道にも数は少ないながらアズマシャクナゲが咲いていますので、再び写真を撮りながら進みます。一度下り登り返した西篭ノ登山も眺望がよく、また違った角度で池の平湿原などが見えます。

 

(東篭ノ登山から西篭ノ登山へ向かう。)

 

(西篭ノ登山の上りにあるアズマシャクナゲ 2枚)

 

 

(西篭ノ登山山頂)

 

(西篭ノ登山から池の平湿原方面)

 

(西篭ノ登山から東篭ノ登山)

 

(西篭ノ登山から湯の丸高原、湯の丸山、烏帽子岳)

 

(GMOアスリーツパーク湯の丸付近を拡大)

 

(西篭ノ登山山頂のコイワカガミ)

 

西篭ノ登山からは、本日3回目の東篭ノ登山山頂を経由して、池の平駐車場へ戻り終了です。なお、西篭ノ登山から東篭ノ登山へ戻るときは注意が必要で、山頂からのガラ場を下りきるのではなく、途中で左側の樹林帯に入らなければなりません。この入る場所は往路でチェックし間違えないようにしましょう。間違えると湯の丸高原へ直接下る廃道に入りこんでしまいます。

 

撮影:令和3年(2021年)6月10日

お問い合わせ先:長野県上田保健福祉事務所 電話:0268-23-1260(代)

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