じょうしょう気流 「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

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「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

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上田市中央 上田聖ミカエル及諸天使教会が国の有形文化財に登録されました

こんにちは、総務管理課の鰯と六郎です。

先日、国の登録有形文化財に登録された
上田聖ミカエル及諸天使教会堂に行ってきました。

初めて見る六郎には、とても教会とは思えませんでしたが
屋根に十字架と博愛の二羽の鳩が向かい合っている鬼瓦とその上の十字架で教会だと判りました。

  

今回、こちらの上田聖ミカエル及諸天使教会堂と小泉家住宅店舗兼主屋の2件が
文化財登録されて、市内には国の登録有形文化財は34件になりました。
上田聖ミカエル及諸天使教会堂の歴史は
明治34年に上田で伝道を開始し、明治37年に上田聖公会を設立。
昭和6年11月22日礼拝堂新築定礎式を行い建設に着手。
昭和7年9月29日に現「礼拝堂聖別式」を執行し、「上田聖ミカエル及諸天使教会」と改める。
歴史ある木造の建物で来年聖堂聖別90周年を迎えます。
この教会は木曽ヒノキを使用して建築されている神社仏閣様式の創りで世界でも珍しい教会です。
カナダ人宣教師J.G.ウォーラー師と子息と地元の棟梁滝沢健一郎の三人で(日本聖公会)奈良基督教会を視察し、同様式教会建設を決めました。
深川木場に出向き木材を自ら選んで、上田に送らせ建設したと言われています。
カナダ人聖公会信者からの献金も大きな力でした。

今回教会の中に入らせていただいたり、江夏一彰司祭にもお話を伺うことができました。
教会の中は、和風モダンな雰囲気で明るく温かみがありました。

  

  

十字架、マリア像は中村直人さんの作品です。
それ以外の会衆席等もそうではないかと、米国在住の直人さんのお孫さんが語っておりました。
地下納骨堂の太い柱二本で礼拝堂の祭壇(一枚岩の大理石)を支えています。
又、昔はストーブを地下に置き、暖気を礼拝堂に送っていた跡が残っていました。

江夏司祭は、ここまで歴史を守れてこれたのは信徒さんや地域の方に支えてもらえたからと
何度もおっしゃっていました。
教会や、司祭と聞くと少しお堅いイメージがありましたが、江夏司祭は気さくでとても面白い方でした。
教会の中に入らせていただくのは初めてでしたが
江夏司祭の人柄もあり、今までよりは敷居の高さも感じませんでした。
又、上田は人口の割に教会の多い街です。
江夏司祭自身も、もっと教会を身近に感じてほしいという思いもおっしゃっていましたよ。

又、礼拝堂の横には聖ミカエル保育園があります。
今は新築されていますが、昭和19年に「馬場町国民保育園」として開園。
当時は木造平屋で礼拝堂と平行に建てられました。
開園の理由は、軍の接収を免れる為に教会的で社会的要求に答えられるものとして
当時の水藤司祭が考え出したものでした。
又、昭和20年8月には道路拡張策で保育園取り壊しの為、一日目は屋根の瓦を全て降ろして終了。
二日目は誰も来ず、間もなく終戦を迎えた事を信徒より聞いたことがあります。

 

上田聖ミカエル及諸天使教会堂
〒386-0012 上田市中央3-16-1
TEL 0268-22-1361
HP http://www.st-michael.jp/church/guide.html

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