じょうしょう気流 「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

じょうしょう気流

「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

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山城巡り~西上田駅から虚空蔵山、和合城跡まで周回しました!!

上田保健福祉事務所のヤマキチです。しなの鉄道線西上田駅を起点に、まずは虚空蔵山に登り、そこから西に続く尾根を赤白の送電線の鉄塔が立つ和合城跡まで縦走し、西上田駅まで戻りました。この間、持越城跡、虚空蔵山城(御殿城)跡、高津屋城跡(鳥小屋城跡)そして和合城跡の4つの城跡をたどりました。

山城と言えば、上田市及び坂城町で10月31日と11月1日に「第27回全国山城サミット上田・坂城大会」が開催される予定ですので(新型コロナウイルス感染症の予防等のため、当初の内容が変更)、興味のある方は上田市のホームページをご覧ください。

(虚空蔵山(右から3つ目のピーク)から和合城跡まで、岩鼻付近から撮影)

まず西上田駅から国道18号線を渡り北国街道に入り、街道らしい町並みを楽しみながら座摩神社に向かいます。座摩神社は山腹を少し登った所にありますので、街道から階段とジグザグの急登を進みます。

(塩尻地区の北国街道)

 

(座摩神社へ登る階段)

 

(座摩神社)

 

(座摩神社から見た新幹線の軌道)

座摩神社の向かって左側にある登山口からスタートです。ジグザグの急登をひと登りし、少し傾斜が緩んだ所が持越城跡で、休憩用のベンチが上下に2か所にあります。下のベンチで靴ひもを締めなおそうとすると、蛇がニョロニョロと逃げていきドキッ、逃げ足は速く、カメラを構えたらもうどこかへ行ってしまいました。

(登山口)

 

(持越城跡)

 

(持越城跡の縄張り図、実際の地形が観察でき、とてもありがたいです。)

引き続き、急登を進みます。左手に大岩が見え、足元が岩の登山道に変わり、兎岩の西側を巻くと兎岩の分岐に到着します。せっかくですので眺めがいい兎岩に寄ってみます。

(左手に見える大岩)

 

(兎岩に近づくと岩場が現れます。)

 

(切り立った兎岩だからこぞ眺めが良い。)

 

(兎岩から見た上田市街地)

 

(塩田方面、パッチワークのような田、新幹線の立体交差がよく見えます)

新幹線が通過する時間でもないので、分岐まで戻り、頂上を目指し進みます。稜線に達し左折するとわずかで見晴らしの良い明るい標高1076mの虚空蔵山山頂へ到着します。

(稜線近くでアケビの実を発見、割れ目はなくまだ食べごろには早い?)

 

(虚空蔵山山頂の三角点)

 

(虚空蔵山山頂)

 

(上田駅方面)

 

(遠くは北アルプスまでの山並み、左のとがった山は青木村の名峰子檀嶺岳)

山頂の西側は虚空蔵山城跡ですので、鳥瞰図と実際の地形を同定します。

(案内標識)

 

(実際の地形)

一休後、山頂から西へどんどん縦走していきます。稜線とはいえ木々で景色が見えないため、足元の花を楽しみながらひたすら進みます。まずは高津屋城跡を通過、続いて約10分後再び高津屋城跡の標識が…ん何かおかしい? 縄張り図には、高津屋城跡(鳥小屋城跡)と記載されています。

(最初の高津屋城跡(鳥小屋城跡))

 

(高津屋城跡(鳥小屋城跡)の縄張り図)

 

(この日よく見たヨウシュヤマゴボウ)

※ヨウシュヤマゴボウ等のヤマゴボウの仲間はおう吐や下痢を引き起す有毒植物ですので、おいしそうに見えますが、絶対食べないようにしましょう。なお、漬物で販売されているヤマゴボウは実はアザミの一種で、ヤマゴボウとは関係がありません。

 

(約10分後通過した高津屋城跡(鳥小屋城跡))

陣馬鳥越山の標識がある場所で久々に視界が開けます。だいぶ標高が下がり、また上田市街地から遠ざかったことが分かります。

(陣馬鳥越山)

 

(岩鼻を望む。)

 

(上田市街地方面)

陣場鳥越山から進むと間もなく坂城町から延びる林道の終点部分にひょっこり出ます。そこに案内板がありますので、ルートを確認します。

(案内板、本日の縦走したルート部分を拡大)

再び登山道に入り、赤白の送電線の鉄塔が立つ和合城跡を目指して進みます。急斜面を下り、西上田駅方面の分岐を左に見て、草ぼうぼうの和合城跡に到着します。

(途中にあったぬた場)

 

(和合城跡、背景は坂城町)

 

(和合城跡の縄張り図、鉄塔は本郭の南側斜面に立っています。)

 

(坂城町方面の千曲川)

ここで、どれ位休憩できるかしなの鉄道線の時刻表を確認すると、なんと約30分後にの電車を逃すと、次は約1時間30分後となってしまうことが分かります。これは何とでも30分後の電車に乗らねばと、早々に撤収し西上田駅を目指して出発します。小走りで下ると意外に早く平野部に出ることができましたので、後はゆっくり歩き、無事西上田駅に電車発車時刻の約10分前に到着します。周回にかかった時間は約3時間15分でした。

撮影:令和2年(2020年)9月27日

お問い合わせ先:長野県上田保健福祉事務所 電話0268-23-1260(代)

 

 

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