2013.04.10 [ 職員のみつけた情報コーナー文化 ]
青木村民俗資料館がオープン オート三輪や古い農具などいっぱい
地域政策課のYです。
青木村にこのほど「青木村民俗資料館」がオープンしました。
村の図書館や歴史文化資料館とつながった建物で、木が使われた壁に瓦葺。中も、梁や床、壁にも県産材でしょうかふんだんに使われています。
この資料館は、青木村の生活や文化をしのぶことのできる農具や民具、乗り物、遊び道具など、かつて青木村で使われていたものや村出身の方から寄贈されたものを展示してあります。
テーマは「昭和の時代」。戦後のものが中心でしょうかねえ。自分の子供の頃にあったものも多く、懐かしくて一つ一つ見ていると、時間を忘れます。高度成長期、機械化がどんどん進み、電化製品も一般家庭で購入できるようになりました。家にそれらが来ると、その当時はとても感動したものです。
今見ると、そうはいっても現代の機械やシステムのすごいことが改めて感じさせられます。でも「三丁目の夕日」の頃はよかったなあとも思います。
「乗り物コーナー」では、オート三輪(三輪自動車)が古い自転車やリアカーとともに展示されています。懐かしいですね。伯父の家で初めて自動車というものに乗りましたが、その車です。
「茶の間」コーナーでは、古い火鉢や茶箪笥、柱時計のほか、テレビや掃除機、魔法瓶など当時の「文明の利器」が置いてあります。小学校の教科書や野球の道具、スケート靴では下駄スケートもありました。
また、古い電話やレコードプレーヤー、オープンリールのテープレコーダーもそれぞれ何台か並んでいます。
奥には、古い農具が並べられています。「唐箕(とうみ)」や「千歯扱き(せんばこき)」、「縄ない機」なんていう、農作業をいかに効率的にやろうかという当時の人たちの工夫のあとが見て取れる機械です。今では、電気やITでもっともっと便利になっていますが、どういうやり方で縄がなえるのか、構造が目に見えるだけに、ブラックボックスに入っている今の機械と比べると、見ていてむしろおもしろいです。
この施設を管理している青木村の教育委員会では、こういったものをまだまだ集めて展示していきたいということで、行く度に新しいものが増えているかもしれません。
ここは、村の「歴史文化資料館」と同じ建物です。こちらの資料館には、村出身の「反骨の俳人・ジャーナリスト」の栗林一石路の原稿や俳句が書かれた色紙などの資料や、「夕立と騒動は青木から」と言われ、百姓一揆の多かった「義民の里」青木村の歴史を知ることのできる史料などが展示されています。
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青木村民俗資料館
住所:青木村田沢3270-1
地図:
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