じょうしょう気流 「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

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「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

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山口大根のおやき その1 試食会でご馳走になる編

 農政課のパタリロ・マミネール3世Jrです。

 山口大根は、上田市神科の山口地域で約400年前から栽培されている大根で、昭和10年代は信州を代表する野菜だったようですが、その後リンゴなどへの転作によって次第に姿を消していったそうです。
 これを復活しようと、平成17年度に地域住民や学生などが集まり「山口大根の会」を結成し、平成19年には、県から信州の伝統野菜に認定されるまでになったということです。
 山口大根は、さわやかな辛味があり、でも甘味もあって、水分が少なめで肉質は緻密なので、おろしてそばなどの薬味にしたり、漬物にしたりするほかてんぷらもおいしいです。そして、大根を切干にしておやきにすると、これがおいしいんです。
 12月8日に、今年採れた大根で作られたおやきを試食するイベントが行われました。で、食い意地の張っている私は、のこのこ出かけたという次第。
 場所は、上田市の国分という地籍にある農産物直売所マルシェ国分。JAのスーパーや衣料品大手のお店、ドラッグストアなどがあるショッピングモールにあって、10時前に行った時には、大駐車場が満杯に近い状態。その直売所の前にテントが設置されていて、10時スタートだったにもかかわらず、試食用のおやきが置いてある机の前に人だかり。

 おやきは2種類。一つは、上田市の住吉という所にある直売所「うえだ食彩館ゆとりの里」で農産物加工品を出している「ローマンの会」というグループのもの。もう一つのは、上田市の丸子にある直売所「あさつゆ」のグループ「えだ豆の会」。両方とも、ベーキングパウダーで膨らせた皮においしく煮付けた切干を入れて蒸したもの。えだ豆の会の皮には卵が練りこまれているそうです。少し黄色い。

 この企画、長野大学の古田睦美教授のゼミの学生さんたちがやっています。この日も、次から次へ来るお客さんに出すため、おやきを机の上のプレートに乗せるなど大忙し。立派な幟旗も今年新調したんだとか。
 長野大学は、日本経済新聞社が創刊した「日経グローカル」という雑誌が毎年行っている大学の「地域貢献度ランキング」で、4年連続して私立大学の日本一になっていて、山口大根の普及など地域に密着した取り組みをいくつもやってくれています。彼らが加工所に加工賃を出して山口大根の切干を作り、お菓子屋さんや今回の試食を作ってくれたグループに働きかけておやきを販売しています。
 市内の3つのお菓子屋さんでは、それぞれのお店で工夫して作ったおやきを常時販売するようになるとのこと。これについては、今後、「山口大根のおやき その2」としてご紹介する予定です。

 直売所の中では、山口大根が袋に入って売られています。5~6個入って300円程度。11月の記者会見で「うえだみどり大根」とともに、記者の皆さん方に試食してもらいました(こちらのブログで紹介しています)。
 最後の写真は、我が家で作ったもの。下ぶくれしているのが山口大根の特徴で、写真のはそれがイマイチですが。家でも天日に干して切干を作りました。お店に負けないようなおやきを作って食べたい。

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