じょうしょう気流 「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

じょうしょう気流

「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

合庁周辺がっつり系ランチガイド その4

 DOGです。先日エゴマの紹介をされたDOCさんとは、名前と文体が似ていますが別人ですので念のため。
 それでは、
・これまでこのブログで取り上げられていない
・昼休みに合庁から往復できる(自転車も可とする)
・安くておなか一杯! のお店を紹介するランチガイド、4回目です。

藤かつ 完成されたカツ丼の味

 まずは上田映劇から西へ80メートルほど、「藤かつ」です。
 長野県はソースカツ文化圏に属していると認識されているようですが、北信や東信地域では単にカツ丼と言った場合、卵とじのカツ丼を指す場合が多いように思います。
 こちら「藤かつ」にも卵とじとソース、2種類のカツ丼がありますが、単に「カツ丼」と言った場合は卵とじの方を意味します。「カツ丼」は850円で「ソースカツ丼」の1000円より安く、お昼の注文も圧倒的に「カツ丼」の方が多いようです。
 席は厨房に面したカウンターと、反対側の小上がりがありますが、少人数ならカウンターに座る方がいいでしょう。そこからなら御主人の手際を目の前で見られます。
 カツ丼の注文が入ると、まず揚げてあったカツに包丁が入ります。開店直前に揚げられたものでしょう、サクサクいい音がします。垂直の取っ手が付いた小さな鍋(調べてみたら、親子鍋というそうです)で割り下とカツを煮込み、一煮立ちしたところで溶き卵を流し入れ、固まりかけたらご飯に乗せて完成。この間わずか2分。早業です。

 カツを噛むと、まずその柔らかさに驚かされます。また脂身がほとんどありません。肉の味がしっかり乗っています。よほど上質な肉を仕入れているか、入念な下ごしらえがされているのではないかと拝察します。
 ご飯はもっちりしていて、出汁を吸ってもあまり膨れません。店内の表示には立科産の米を使っていると書かれていました。
 さて、カツ丼の完成度があまりに高いので、選択肢の多様さという点では一歩譲る面がありましたが、12月から冬季限定の「カキ丼」がメニューに加わりました。
 主力商品の「カツ丼」とは一字違いで、見た目も似ていますが、カツの衣の下は、旨みが凝縮された大粒の牡蠣。お値段は1000円になりますが、期間限定の海の幸が楽しめます。


こちらがカキ丼。一見カツ丼と似ていますが・・・

中身は牡蠣。粒が大きい!

萬祥酒楼 メニューは100種類以上

 続いては今年の6月にオープンした、海野町商店街の中華料理店「萬祥酒楼(まんしょうしゅろう)」です。
 場所は商店街の南側で中央2丁目の交差点から30メートル、というより、ミスタードーナツがあった場所と言った方が通じるでしょう。私が上田に来た今年4月には、既にミスドは閉店していましたが、聞くところによるとここで40年も営業していたそうで、ミスドっぽい装飾の名残が残る空き店舗を見るとなんとなく寂しい感じがしていました。後釜のお店が入ったのは喜ばしいことです。
 いわゆるうなぎの寝床型の店内は、手前にカウンター、奥にテーブル席があり、ふすまが閉められてはいましたが座敷席もあるようで、収容力は入口から想像する以上です。
 店員さんは外国の方が多く、注文は日本語で通じますが厨房とのやりとりはすべて中国語。台湾の言葉か、大陸の言葉かはわかりませんが、中国語が飛び交う店内はいかにも酒楼=中華料理店という雰囲気です。
 さて、この萬祥酒楼は店名のとおり、夜のディナーや宴会客をメインターゲットに据えているようですが、ありがたいことにランチ営業も行っています。
 ランチタイムでも夜のメニューがそのまま注文可能であり、その品数は優に100種類以上。私なんかはまず、全制覇するには何年かかるかということを考えてしまいます。

 がっつり系としてのお気に入りは、その名も「ボリュームセット」。ラーメンとご飯、禁断のW炭水化物です。ラーメンは醤油、豚骨、こってり、台湾から、ご飯ものは天津飯、中華飯、麻婆飯、炒飯から選択可能で、その組み合わせは4×4=16通り。これまたチャレンジ精神を刺激されます。

豚骨ラーメンとミニ中華飯680円。ご飯はミニと言いながら結構な量

台湾ラーメンとミニ炒飯720円。台湾ラーメンはかーなーり辛い

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