「上小（じょうしょう）地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか？「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の２市１町１村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

2013.12.24　［職員のみつけた情報コーナー食文化］

合庁周辺がっつり系ランチガイド　その４

相生食堂　街に根付いた定食屋さん

　続いては海野町の北側、以前紹介した歩留久よりも少し大通り寄りの「相生食堂」です。
　外観も内装も、寅さん映画に出てきそうな昭和（それも初期）のテイスト。上田市の中心街近くで何十年、経済情勢と人々の嗜好が激変する環境下で地域の定食屋として存続してきた歴史を感じさせます（想像入ってます）。
　お昼のボリュームゾーンである定食は600円から750円まで７種類。他にもうどん、ラーメン、カレーライスなど、定食屋さんらしいアイテムをリーズナブルな価格設定で揃えています。
　これまで紹介したお店の中でも断トツなのは常連さん率の高さ。昼間からお酒が入っていい気持ちのお父さんが、テレビのニュースを肴にお店の奥さんと世間話に興じているという光景は珍しくありません。にもかかわらず、居心地の悪い思いをすることがないのは、御主人夫婦のホスピタリティのたまものでしょう。私も数回しか訪れていませんが、気さくなご主人夫婦から声を掛けられているうちに常連になったような気持ちになりました。

初体験の目玉焼き定食。目玉だから２個なんですね
　
寒い季節はこれ、鍋焼きうどん。おまけのフルーツが嬉しい