2013.12.25 [ 職員のみつけた情報コーナー食文化 ]
上小地域のワイン 地域のワインが勢ぞろい その2
上小地方事務所のY夫です。
上小地域のワインをまとめて紹介するシリーズ。今回は、醸造は別の地域だけどブドウはこの地域で採れたというワインを紹介します。この地域のワイナリーを紹介した前回はこちらです。
次の写真は、前回も出しましたが、この紹介シリーズで出てくるワインをまとめて撮ったもの。
今回は、最初の写真のうち、右から5番目のワインから紹介します。
「ながわ・わいん NAGAWA WINE」。
このワインを扱っている長和町の「森田屋」に11月に伺ったときには、このワイン完売で今年はもう入らないとのこと。そんなことで、「勢ぞろい」の写真は空瓶です。10月にはまだ残っていて、その写真が2枚目のもの。
長和町で採れたブドウを使っています。それを安曇野市の醸造所でワインにしたもの。森田屋の女将さん(シニアソムリエの資格をお持ちです)の話では、ブドウはお一人の方だけで作っていて、ワインは240本(とおっしゃったような記憶が)しかなく、県の「NAGANO WINE」のサイトで紹介されたら売切れてしまったとか。
完熟コンコードを使っている赤ワインです。色を見ると、ロゼかな?っと思うほど薄い赤色ですが。アルコール分は10%。普通のは15%前後ありますからちょっと軽め。味は甘めです。お酒が強くない女性にもいいんではないでしょうか。
次は、「椀子(マリコ)ヴィンヤード」。ワイン醸造で有名な山梨県の勝沼にワイナリーがある「メルシャン」が醸造元です。2012年のシャルドネ。
このワイン、ブドウは、上田市の旧丸子町の高台にある「陣場」という地区の畑で作られています。昔は養蚕のための桑畑だったところ。遊休農地だったところを地元の方々の努力によって、21haのメルシャンの直営ブドウ畑「椀子ヴィンヤード」に生まれ変わりました。
ここの畑で採れるブドウを使ったワイン。カベルネ・ソーヴィニヨンやメルローなど、赤白いろいろありますが、国内外のワインコンクールでたびたび入賞しているすばらしいワインばかり。そんなワインを生み出している優れた土地だということですね。
最後は、「ヴィランジュ・ドゥ・ベッショ」。赤と白があって、赤はメルロー、白は善光寺種を使っています。醸造元は、小諸にワイナリーがある「マンズワイン」。このワイン用のブドウが採れたのは上田市の塩田。東山といわれる東塩田の高台に契約栽培の畑があります。
「ベッショ」と名前が付いていますが、別所温泉の旅館に泊まると夕食で出てきたり、売店で売っていまして、ほかでは手に入れることができません。まさに別所温泉のためにできたワインなんです。
東山も、椀子ヴィンヤードと同様、優れたワイン用のブドウが採れるところ。青木村のワイナリー「ファンキー・シャトー」のワイン用のブドウを作っている畑もあります。マンズワインでは、最後の写真のワイン「ソラリス 信州東山カベルネ・ソーヴィニヨン」のように、「ベッショ」以外にもここのブドウを使ったワインがあります。ワインコンクールで入賞もしています。マンズワインのホームページを見ると、ここの畑は、「ボルドーのもっとも厳しい収穫基準に匹敵するレベル」なんだとか。
ソラリスの写真、空瓶です。懐具合から私としてはなかなか手が届かないので、一度買って飲んだものの瓶を大事に取っておいたものです。ブログに乗せるのは、そんな事情があってちょっと恥ずかしいですが、ご勘弁ください。
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