2014.05.07 [ 北アルプス地域の自然・景観・名所 ]
日本の原風景を見に行こう!~青鬼集落に行ってきました~
みなさん、こんにちは!
農地整備課です。
4月29日(火)昭和の日に白馬村、青鬼集落に行ってきました。
目的は、地区の恒例行事である青鬼堰(農業用水路)の堰ざらい作業に参加するためです。
当日は、曇り空で暑くもなく寒くもなく作業にはピッタリの良い日でした。
青鬼堰は、集落の東側小高いところに広がる棚田を潤す重要な用水路で、集落上流の沢から約3kmも導水しています。
堰は2系統あり、特に上流の用水路(青鬼上堰)は、急な山腹斜面に作られていて、春の農作業が始まる前には地区の皆さんが総出で、水路に積もった土砂や落ち葉をさらう堰ざらいを行っています。
当日は、地区の皆さんに加え地区外、23名のボランティアが加わり、作業が行われました。
遠くは愛知県から参加された方もいましたが、皆さん慣れた手つきで、作業していて、ビックリしました。
私はというと、情けないことに、30分ほどで疲れてしまいましたが、作業の合間には、堰の途中にある「山ノ神の滝」や可憐な春の野花に出会え、癒されました。
青鬼集落は、古い民家とそれを取り囲む棚田や水路など、景観が非常に優れています。
当日はあいにく曇り空のため、北アルプスの稜線までは見渡すことができませんでしたが、八方尾根や五竜岳のどっしりとした山容が、青鬼集落と棚田の向こう側に臨め、田植えの時期にはさぞかし綺麗なことと思います。
みなさん、ぜひおいでください。
※青鬼集落
石垣を築いた棚田、伝統的な萱葺き屋根の主家、集落の入口に佇む石仏群。昔ながらの山村風景が残る青鬼は、平成12年に白馬村青鬼伝統的建造物群保存地区に指定され、棚田は「日本の棚田100選」としても有名。
※青鬼堰
万延・文久年間(1860~63)に当時の集落全戸の24軒によって開削された長さ3kmにおよぶ用水路。これにより青鬼集落 の周辺に約200枚の棚田が広がるようになった。
※参考URL
http://nagatabi.hariko.com/hakuba/ao.html
http://www.pref.nagano.lg.jp/hokuan/hokuan-nochi/kannai/soshiki/nochisebika/aoni.html
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