北アルプスCOOL便 北アルプス山麓に広がるこの地域の大自然はもちろん、 歴史、文化、おいしい食べ物など、さまざまな魅力を皆さんにお届けします!

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針ノ木大雪渓への行き方

こんにちは~。商工観光課のソロ登山部Fです。
当北アルプス管内には、日本三大雪渓のうち二つがあります。
先日、白馬大雪渓への行き方をアップしました。こちら↓

白馬大雪渓への行き方


今日は、針ノ木大雪渓への行き方をお話しします。

針ノ木大雪渓へのアクセスは、大町市の扇沢がスタートとなります。
扇沢は黒部ダムへのアクセスで有名なところです。
JR信濃大町駅から扇沢までは車で約17㎞、25分です。(アルピコ交通バスで約40分、1,390円(2022年8月現在))
扇沢駅に向かって左手奥が登山道入口です。これより先に行かれる方は、登山届をご提出ください。この看板でも提出可能です。(春、夏、秋のシーズンには、登山道入口に登山相談所が開設されている時があります。 #知って備えて安全登山 by長野県警)

登山道入口より少し下には、北アルプス、特に針ノ木登山道の開拓者であり、大町登山案内人組合設立者でもある百瀬慎太郎氏の記念碑があります。奥深い言葉です。

関電の作業用舗装道路をショートカットしながらしばらく歩くと、沢の右側を行くルートの入り口があります。ここからが本格的な針ノ木岳登山道(針ノ木自然歩道)になります。
木や草が登山道に覆いかぶさっている箇所があり、雨上がりのこの日はカッパを着用。自然歩道といっても、もちろん平坦ではなく、私みたいな初心者には十分登山道です。油断せず、必要な登山装備品はお持ちになったほうがよろしいかと。

途中、幅が20~30mあるような大きな沢を4回ほど渡ります。(この日は、うち3本は水のない乾いたガレ場(沢)になっていました。)
反対側のピンクの旗・リボンなどの目印を探して渡ります。

扇沢から標準コースタイムで1:30ほどで大沢小屋に到着します。(今回は6月末で、大沢小屋はまだ営業開始前でした。)

大沢小屋から、この時は約30分で雪渓尻に到着。(扇沢から約2時間です。)2021-2022シーズンは雪が多かったので、この時間で雪渓尻まで行けましたが、年や時期によっては、もっとかかる場合があります。

雪渓のいいところは、吹き降りてくる風がなんとも涼しく、気持ちいいことです。登りの苦労を忘れさせてくれます。
なお、雪渓を歩かれる方は、軽アイゼンやストックをご用意ください。(特に下りは滑ります。#知って備えて安全登山 by長野県警)
この先3時間ほどで針ノ木小屋だそうですが、私にはそんな体力もないことから、ここで引き返します。
このルートは、戦国時代に佐々成正が富山から峠越えをして来たルートだそうです。そんな歴史にも思いを馳せながら、歩みを進めるのも楽しみの一つかと。
このコースには、こんなところが登山道?!というところも。関電の道路擁壁の上(白色の矢印のあるところ)が登山道になっています。

日本三大雪渓のうち、当管内にあるのは、この針ノ木大雪渓と白馬大雪渓の二つです。
針ノ木雪渓までは、大町市扇沢で車を降りて約2時間、白馬大雪渓までは白馬村猿倉荘で車を降りてから約1時間半で到着です。ぜひチャレンジして、北アルプスの絶景と天然の涼風をご堪能ください!

補足ですが、当管内池田町には「大雪渓」という日本酒もございます。
私の中では、針ノ木大雪渓、白馬大雪渓、大雪渓酒造が、当管内の三大雪渓です!
登山の後は信州の地酒をお楽しみください!

皆さまのお越しをお待ちしております!!

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