2020.12.25 [ 北アルプス地域の自然・景観・名所 ]
身近な里山にいってみよう2
今回は、里山の森林整備等の地域活動を応援する「長野県森林づくり県民税の事業」による大町市美麻地区での取り組みを紹介します。
改めまして こんにちは! 北アルプス地域振興局林務課のよっし~です。
大町市美麻二重宮村地区は、地区外への転出者や高齢化により手入れ不足の里山や耕作放棄地が増加し、藪となった環境を利用して出没するイノシシやニホンジカ等により自然環境を含めた住民の生活環境を年々悪化させています。
一方で、この地区に移住される人も多く、現在で14戸中、6戸が移住世帯となっています。このような地域にお住まいの皆様が里山の保全を図り、住民自らが住みやすい地域づくりを行うために、「ふたえ里山整備協議会」を設立し、里山整備利用地域の認定を受けて、森林整備に取り組んでいます。
協議会では、
◎地域での整備として
1 居住地周辺森林の間伐実施
2 森林の管理や山菜等の採取を楽しむための遊歩道の整備
3 北アルプスや地域を一望できる展望台の整備
4 地域住民が楽しめる地区自然公園の整備
◎木材等の利活用として
1 間伐材を薪ストーブ等に利用する木質燃料(薪等)利用
2 間伐材を使用した工芸製品の作成
3 作業道の観光レクリエーション利用(フットパス、BMXコース等の整備)
4 林産物(山ワサビ等)の生産
等 を計画しています。
自然環境を活かしたドキドキ・ワクワクする取り組みが盛り沢山ですね!
今回は、森林整備と遊歩道の一部、展望台の整備を行いました。
休憩時には、地域の木材で作った机、ベンチに座り、薪ストーブを囲んで話も盛り上がります。
森林整備によって、展望が開けました‼ 雪を被った北アルプスも綺麗に見えます!!
地域で里山整備・森林整備に取り組みたいとお考えの方は、林務課にお気軽に御相談ください。
お考えの構想内容の取りまとめや地元の木の利活用、活動に必要となる資機材の購入等を支援するメニューがあります。
長野県森林づくり県民税を基にした事業の紹介と北アルプス地域振興局管内での取り組みは、2020年11月30日に本ブログでも紹介しています。
「身近な里山に行ってみよう‼」をご覧ください。
このブログへの取材依頼や情報提供、ご意見・ご要望はこちら
北アルプス地域振興局 総務管理・環境課
TEL:0261-23-6500
FAX:0261-23-6504