北アルプスCOOL便 北アルプス山麓に広がるこの地域の大自然はもちろん、 歴史、文化、おいしい食べ物など、さまざまな魅力を皆さんにお届けします!

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田舎は宝の山?

北アルプス地域振興局のОです。

12月3日(日)に大町合同庁舎で開催された北アルプス連携自立圏の地域おこし講演会に参加しました。

講師の山梨県北杜市で、NPO法人えがおつなげて 代表理事 曽根原 久司さんから、「大北の田舎は宝の山」をテーマに、
農村地域の資源と、都市のニーズを、人や組織など様々な主体でつなげてビジネスとして事業化している取組をお聞きしました。

曽根原さんは、飯田市のご出身で、東京での金融機関等の経営コンサルタントをしながら、東京から北杜市へ移住し、
平成13年にNPO法人えがおつなげてを設立され、企業と連携しながら、耕作放棄地や森林資源といった農村資源の活用に取り組まれてこられました。

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講演では、冒頭、大北地域の基礎データから、この地域の農村資源を都市のニーズと結べば、100憶円の産業と1000人の雇用が生まれる可能性があるとの試算を説明いただきました。

そんなの無理!と思いましたが、日本の農村資源や森林資源を活用して産業化する可能性や北杜市の300人の集落を700人に増やした取組をお聞きしました。

また、高齢化率66%、耕作放棄率52%、販売農家ゼロ、JAも撤退した北杜市須玉町増富地区において、都会の若者を巻き込んで耕作放棄地の再生や、
企業との連携により様々なプロジェクトを実施するなど、10年以上に亘って都市農村交流に取組まれ、都市部から延べ5万人以上の参加を得て、5ha以上の耕作放棄地が復活したとのことです。

会場には約80人が集まり、
参加者からは
農村資源×都市ニーズの公式が得られた
1人で2haも開墾するパワーが凄い
観光や農業は、ビジネスの視点が欠落しており、そこを強化する必要があると改めて感じた
などの声が聞かれました。

最後には、曽根原さんの元気な掛け声に合わせ、全員で「開墾~モリモリ!」を行い、元気をもらえた講演会になりました。

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