2026.02.09 [ 北アルプス地域の林業・広葉樹大町合庁だより ]
春の山火事予防運動を実施していますー山火事多発期における厳重警戒のお願いー
こんにちは、林務課です。
乾燥と強風が続くこの季節、わずかな火種が大規模災害につながる危険が高まっています。
春先は年間で最も山火事が発生しやすい時期であり、ひとたび出火すると、消火が困難で広範囲に延焼し、貴重な森林資源の喪失や、住民の生命・財産を脅かす重大な災害となります。
長野県内でも令和7年に16件、北アルプス管内では白馬村で1件の山火事が発生しており、身近な場所でも山火事の危険が現実のものとなっています。
■ 全国で相次ぐ大規模山火事 ― 最近の主な事例
近年は冬季~春季にかけて極めて乾燥した状態が続いており、全国で大規模な林野火災が相次いでいます。
• 岩手県大船渡市(令和7年2月発生)
焼損面積 約3,370ha に達する極めて大規模な火災に発展し、延焼は4月上旬まで続きました。
• 山梨県上野原市・大月市(令和8年1月発生)
焼損面積は約396haに上り、山梨県内の山林火災では戦後最大規模。発生から17日後に鎮圧。
■長野県内の最近の山火事事例
全国的に山火事が多発する中、長野県内でも大規模な山火事が発生しています。
● 長野県上田市(令和7年2月28日発生)
• 焼損面積:約63.66ha
• 原因:たき火
• 鎮火までに約4日を要した大規模火災。
● 長野県諏訪市・茅野市(令和5年5月4日発生)
• 焼損面積:166.25ha
• 令和5年の全国的にも大規模な林野火災。
これらの事例はいずれも人為的なもので発生したとみられており、わずかな火種が大規模火災へと発展する危険性の高さを示しています。
■ 林野火災注意報・警報について
今年から乾燥と強風が予測される際には、林野火災注意報や林野火災警報が発令されることになりました。
これらは「森林周辺での火の使用自体を控えるべき危険な状況」であることを示す重要な情報です。
北アルプス地域では令和8年1月より「林野火災注意報」、「林野火災に関する警報」の運用を開始しました。
林野火災警報発令中はたき火・火入れ等が禁止され、従わない場合は処罰の対象になります。
林野火災注意報等について(北アルプス広域消防本部HP)
■ 県の取り組み
長野県では、春の山火事多発期に合わせて「令和8年 春の山火事予防運動」(2月1日〜5月31日) を実施し、地域の安全確保と森林保全を啓発しています。
また今年1月28日には、県・市長会・町村会・農林業関係団体・消防団体など計7団体により、県内初となる林野火災防止に向けた共同宣言が発表され、県全体で山火事防止体制を一層強化しています。
林野火災防止に向けた共同宣言について
北アルプス地域では、山火事防止の普及啓発を目的とした山火事予防パレードを4月に実施予定です。
令和8年度の山火事予防ポスター
■ 山火事の主な原因
山火事はその多くが「人為的要因」で発生しており、注意を徹底することで予防することができます。
• たき火
• 農作業による火入れ・土手焼き
• たばこの火の不始末
などが主要原因として挙げられています。
■ 地域の皆さまへのお願い(特に5月末までの乾燥期)
森林を守り、災害を防ぐため、次の点を守っていただくようお願いします。
• 枯れ草等のある火災の起こりやすい場所では、たき火をしない。
• たき火等火気の使用中はその場を離れず、使用後は完全に消火する。
• 林野火災注意報、林野火災警報の発令時など乾燥・強風時には、屋外での火の使用をしない。
• 火入れを行う際は市町村長の許可を必ず受けるとともに、あらかじめ必要な防火対策をする。
• たばこは指定された場所で喫煙し、吸いがらは必ず消すとともに、投げ捨てない。
• 火遊びはしない、させない。
■ 最後に
冬から春にかけて、全国で大規模の山火事が続いており、長野県でも同様の危険が高まっています。
皆さま一人ひとりの注意と行動が、地域の森林と、住民の命・財産を守る大きな力となります。
引き続き、火の取り扱いには最大限のご配慮をお願いいたします。
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北アルプス地域振興局 総務管理・環境課
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