2024.11.18 [ 北アルプス地域の農業北アルプス地域の歴史・文化・暮らし北アルプス地域の食文化・味 ]
白馬南小学校の伝統行事「かまめし会」に参加してみた【おむすびプロジェクト】
こんにちは。北アルプス農業農村支援センターの〇です。
北アルプス山麓農畜産物ブランド運営委員会(事務局:北アルプス農業農村支援センター)では、昨年から、米の消費拡大を目的に「北アルプス山麓おむすびプロジェクト」という取り組みを行っています。
昨年に引き続き、今年も白馬南小学校の皆さんの学習に取り入れていただきましたので、その模様をご紹介します。
🍙今年度は「かまめし会」とコラボ!🍙
昨年創立150周年を迎えた白馬南小学校。
「かまめし会」は白馬南小学校独自の伝統行事で、長い年月の間に形を変えてはいますが、90年の歴史があるとされています。
現在は、1~6年生の全校児童が縦割り班に分かれて、班ごとに飯ごう炊さんにチャレンジするという行事になっています。
🍙事前学習・準備🍙
事前の準備として、かまめし会の班長や班ごとのめあて決め、作ってみたいおむすびをそれぞれ考えて、用紙に自由に記入しました。
各班の2年生と4年生は白馬村産の食材を使ったおむすびを考案・試作し、おすすめ具材として全校に発表しました。
キムタクごはんにヒントを得たハムタク(白馬ハムとたくあん)、ちょっと豪華なしゃけまめ(信州サーモンと枝豆)など、ユニークなおむすびがたくさん。
🍙10/22かまめし会当日🍙
5年生がコンクリートブロックを積み上げてかまどの準備、6年生が米とぎを行います。
特に米とぎは責任重大。飯ごうから一粒もお米をこぼさないように、慎重にといですすいでを繰り返し……
お米の準備ができたら、校庭に全員集合して楽しいかまめし会の始まりです!
今回は、地元のお米ということで、北アルプス山麓ブランド認定品でもある白馬ファーム株式会社さんの「夢しなの」を提供させていただきました。しかも収穫したばかりの新米です!
喜んでもらえるでしょうか。ドキドキ。
かまどに火を付けて炊飯開始。高学年の皆さんが手際よく火加減の調整をしている間に、班員で協力してテーブルを準備します。
あっという間にツヤツヤご飯が炊きあがりました!おいしそう!
お待ちかねのにぎにぎタイム。
家から持ってきた具材を使って、それぞれおむすびを握ります。
先述のハムタクやしゃけまめなど、2・4年生が紹介した具材も人気がありました。
おこげの味噌おむすびもおいしそう!
大きなおむすびにするか、小さいおむすびを複数作るのか、具は中央なのか全体に混ぜ込むのか。
海苔のおすそ分け?仕上げにごま油をひとたらし?風に舞うふりかけ??
おむすび1つ握るだけなのにこんなに楽しいのは、きっとそれが「かまめし会」だからでしょう。
上級生が下の子たちのサポートをしながら、思い思いのバラエティ豊かなおむすびができあがりました!
みんな揃って「いただきます」。
外で食べるご飯、自分たちで炊いて握ったおむすびは格別においしいよね。
「5個も食べたよ!」という子もいました。たくさん食べてもらえて嬉しい限りです。
我々も仲間に入れてもらい、童心に返っておいしいおむすびをほおばりました。
(↑焼きおにぎりもいい感じでした。)
楽しい時間はあっという間。
終わりの会では「おいしいお米が食べられてよかった」との感想をいただくことができました!
わー嬉しい!
聞くところによると、白馬南小学校では米飯の残食が非常に少ないとのこと。
かまめし会という独自の学校行事を通して「食べ物を大事にする心」「生産者への感謝の心」「お米をおいしく楽しく食べる習慣」が自然に身に付いているのだと感じました。
かまめし会が今後も末永く継続されることを期待しています!
個人的に以前から気になっていたかまめし会。このような形で参加させていただけるとは思ってもいなかったので、大変ありがたかったです。
白馬南小学校の皆さん、楽しい時間をありがとうございました。
また呼んでくださいね(図々しい)
🍙おいしいお米「夢しなの」をご提供いただいた白馬ファーム株式会社さんのHP
https://hakubafarm.com/
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