2010.07.29 [北信州エリア]
Vol98■美味しくて簡単!北信濃の郷土料理
日本列島各地で、猛暑が続いていますね。
うだるような暑さで食欲も減退気味という方も多いのではないでしょうか。
そんな方におすすめしたいのが北信濃ならではの滋味たっぷりの郷土料理「やたら」。
驚くほど簡単に作れてしまう「やたら」を、みなさんもご家庭で味わってみてはいかが?
家にある残り野菜や漬物をいっぺんに使えるのもうれしい
基本の材料となるのは、ナスとミョウガ。そこへキュウリ、オクラ、ピーマン、シシトウ、青唐辛子、シソなどお好みで旬の夏野菜をどんどん加えちゃってください。
それぞれの野菜を細かく刻んでまぜ合わせ、醤油を軽くさせばもう完成。どうです?とっても簡単ですよね☆
醤油を入れずに奈良漬や味噌漬などの漬物を一緒に刻んで入れてもOK。冷蔵庫の中のストックを見ながら、いかようにでもアレンジ可能です。
爽やかな味でたくさん食べられる
夏ならではの料理
さて、そのお味はというと…
なんといってもミョウガの香りが食欲をそそります。さっぱりしていながらも、白米との相性は抜群で、どんどんお箸がすすみますよ。
また、お蕎麦やそうめんの薬味としても使えます。つゆの味に飽きたとき、この「やたら」をちょっと加えれば、また違った風味が楽しめますよ。
さて、そろそろこの「やたら」の名前の由来に気がついた方もいらっしゃるのでは?
そうです、“やたらめったらに”野菜を切るというところからこの名がついたそうですよ。
ぱっと作れ、いろんな野菜をいっぺんに食べられて栄養たっぷりなこの料理は、忙しい夏場の農家の食卓では、今も貴重な一品です。
素朴で懐かしく、そして食欲をそそる「こねつけ」
この「やたら」と一緒に食べて欲しいのが、やはり郷土料理の「こねつけ」です。ご飯に小麦粉を混ぜてこね、味噌や砂糖などで味付けし、おにぎりのようにしたものを揚げたり焼いたりした料理。
ご飯が少しだけ残ってしまった時などに、そのご飯を無駄にすることなく、小麦粉を混ぜてボリュームをアップして、主食にしたりおやつにしたりするんですよ。
信州には、このように時間もお金も節約できて、それでいて美味しい郷土料理がまだまだいっぱいありますよ。
「未知なる信州」の味をぜひ味わってみてくださいね。
☆関連ブログ紹介「北信濃 郷土料理」
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