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松田・南信株式会社と上伊那農業高校バイテク班、長野県の3者が絶滅危惧種アツモリソウの保全のための協定を締結しました!!

 

皆さんこんにちは!!

自然保護課のはやまゆです。

長野県では、生物多様性の保全を社会全体で支える仕組みを構築するため、保全活動に対する支援を求める市民団体と、環境保全に関心を持つ企業などを、県が仲介役となってマッチングし「生物多様性保全パートナーシップ協定」を締結しています。

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平成27年度よりスタートし、11件目となる今回は、絶滅危惧種であるアツモリソウの無菌培養増殖による保全活動を行っている上伊那農業高校が持続的な活動ができるようにその保全活動を支援したいという松田・南信株式会社様からの申し出により、協定を締結しました
上伊那農業高校のバイテク班はバイオテクノロジー技術を活かし、アツモリソウの無菌培養増殖を代々引き継いで行っていますが、アツモリソウの開花には約10年かかるということから資金面など持続的な活動ができるかが課題でした。上伊那農業高校は、アツモリソウを未来に残したいという思いから約10年前からこの活動を行っているそうです。バイテク班の西條班長は、美ヶ原の1輪のアツモリソウをみて私達が守らなければと思ったそうです。

今回の締結に関しては、松田・南信株式会社様が上伊那農業高校の無菌室の空調工事を手掛けた縁もあり、協定締結に至りました。

松田・南信株式会社 岩田社長は、絶滅危惧種であるアツモリソウの保全に対し援助できることに感謝している。地域に密着した環境保全活動に参加していければとのことです。

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今回の支援内容は、無菌培養に必要な大型インキュベーターの学校への寄贈と自生地保全、美ヶ原個体群の人工増殖など、学校の保全活動に係る経費の一部を10年に渡り継続的に支援していただけます。

バイテク班の久保田さんは、遺伝子班として遺伝子の解析などを行っているそうですが、遺伝子解析には時間がかかり器材が足りないと研究が進まなかったりすることもあり今回器材を提供していただけるのは大変うれしいとのことです。

未来を担うアグリスペシャリスト育成に重要な役割をはたしていきますね。

 

協定締結について、
今後も長野県としては信州の豊かな自然環境を次世代へしっかり引き継いでいけるよう、企業や団体等の皆様のご要望についてマッチングを図ってまいりますので、この事業に関心のある企業、学校、団体等の皆様、是非下記までご相談ください。

詳細はこちらのパンフレットを

☆パートナーシップ推進事業

http://www.pref.nagano.lg.jp/shizenhogo/kensei/soshiki/soshiki/kencho/shizen/documents/pa-tona-sippip.pdf

☆パートナーシップ推進事業(支援要望一覧)

http://www.pref.nagano.lg.jp/shizenhogo/kensei/soshiki/soshiki/kencho/shizen/documents/pa-tona-sippipsienyoubou.pdf

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長野県環境部自然保護課自然保護係

電話:026-235-7178(直通) ファックス:026-235-7498

メール:shizenhogo@pref.nagano.lg.jp

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アツモリソウは、ラン科の植物で花の色は紅紫色から薄紅紫色で袋状になった可憐な花です。その可憐さゆえに1970年代の山野草ブームによる乱獲で個体数が激減し、近年ではニホンジカの食害で更に大きく数を減らしましたそのような状況を踏まえ、国では平成9年に「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律」の特定国内希少野生動植物種に指定され、また県では平成16年に長野県希少野生動植物保護条例の特別指定希少野生動植物に指定し、採取や損傷を禁止しました。

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