上田駅に農産物を飾ろうプロジェクト~第3回~
2015.10.30
「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。
2017.12.22 [農産物]
はじめまして、農政課のH.Sと申します。
今年の4月からこちらに参りましたが、気が付けば今年も残すところわずかとなりました。
時が経つのは早いですねー
さて突然ですが、皆さんは「農産物のコンクール」があることをご存知でしょうか。
これは畑や収穫物の出来栄えを審査員が評価するイベントで、農家の皆さんの生産意欲を高めることを1つの目的としています。長野県でもさまざまな品目でコンクールを開催しています。
上小地域の農家さんも大勢参加していて、優秀な成績を収められる方もいらっしゃいます。
今回は年末の記事ということで、この1年間に長野県が開催した農産物のコンクールを一挙に紹介したいと思います!
◎7月10日 長野県ブロッコリー品質向上共進会
ブロッコリーのほ場(畑のこと)の出来の良さを審査する共進会です。審査員の皆さんが参加者のほ場を1件1件見て回り、生育状況や管理技術、経営概況などを総合的に審査しました。
上田管内からは、長和町の株式会社ディーフォーディー代表 丸山 秀明(まるやま ひであき)さんが、見事入賞されました。
◎9月19日 うまいくだものコンクール ぶどう「ナガノパープル」・「シャインマスカット」
種なしで皮ごと食べられることから人気急上昇中のぶどう2品種です。
色、形、大きさのほか、細かい傷がないか、粒の大きさは揃っているか等、厳しい目で審査が行われました。
全部で85点もの出品があり、上小管内からは、東御市の 押金 粛人(おしかね しくと)さんと、上田市の 飯塚 芳幸(いいづか よしゆき)さんが見事入賞されました。
◎9月29日 長野県きのこ品評会&長野県きのこ料理コンクール
これからの季節、食べたくなる「きのこ」。長野県は国内トップクラスの産地で、えのきたけ、ぶなしめじ、エリンギは全国1位の生産量を誇ります。
そんなきのこの出来の良さを審査する「きのこ品評会」、そしてきのこを使ったアイディア料理を提案する「きのこ料理コンクール」が開催されました。
きのこ品評会では、長和町の 掛野 早苗(かけの さなえ)さんのえのきたけが入賞しました。
きのこ料理コンクールでは上田市の 中村 亘(なかむら わたる)さんの「きのこタンタンつけソバ」が、最優秀賞にあたる長野県知事賞を見事受賞されたほか、上田市の 鍵山 泰輝(かぎやま たいき)さんの「キノコロから揚げ」も奨励賞を受賞され、上田管内の参加者が大健闘しました。
◎10月16日 うまいくだものコンクール りんご「シナノスイート」
長野県のオリジナル品種で、「りんご3兄弟」の次男坊。酸味が少なく、ジューシーな甘さが売りのりんごです。
上小管内はりんごの一大産地ですが、今年は5月31日に大規模な雹(ひょう)が降った影響で、多くのりんごが傷を受けてしまい、例年よりも少ない出品数となりました。
残念ながら入賞はできませんでしたが、来年は災害を乗り越えてより良いりんごができることを期待しています。
◎10月25日 うまいくだものコンクール りんご「シナノゴールド」
シナノスイートと同じく県のオリジナル品種で、「りんご3兄弟」の三男です。甘味と酸味のバランスがとれていてとても美味しいです。
色が黄色いため、他の品種に比べて傷や変色が目立ちやすく、きれいな見た目に仕上げるのは大変難しいとされています。
こちらも残念ながら管内からの入賞はありませんでした。
いかがだったでしょうか?初めて聞くようなコンクールも多かったのではないでしょうか。
生産者の皆さんは、おいしい農産物をつくるため、日々努力し技術を磨いています。
食事の前に、少し思いを馳せてみれば、より一層おいしく感じられるかもしれませんよ。