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大北地域の熱利用を考えるシンポジウムNO.2 講演会

環境課自然エネルギー担当です。
平成29年2月15日(水)に「大北地域の熱利用を考えるシンポジウム」を大町市で開催しました。この様子を、午前中に行った「現地見学会」と午後に開催した「講演会」の2回に分けて紹介します。
NO.2は講演会についてです。講演会には約70名のご参加をいただきました。
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【基調講演】
基調講演は「エネルギーハーベスティングの活用」について、慶應義塾大学 環境情報学部  武藤 佳恭(たけふじ よしやす)教授 からご講演をいただきました。
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武藤教授は、世界初の携帯電話のカメラ、お札鑑別機(BV6000)をはじめ、素子波面補償光学装置(ニューラルネットワーク)、触覚マウス、セキュリティのドライバウエア、JR東日本の床発電、温泉や廃熱利用の温度差発電等々、数々の発明品を世の中に送り出し、あらゆる工学の原理を探求し、紐解きに迫っていらっしゃいます。
現在は、大町市温度差発電可能性検討調査委員会の委員長をつとめるなど、日米の30を越える企業、機関の アドバイザーをつとめ、「行列のできる名物研究室の主」との愛称で呼ばれています。
講演では、その数々の発明品についてお話いただき、温度差発電については、女優さんのほっぺたの熱で発電したエピソードなど、ユーモアたっぷりのご講演をいただきました。
薪ストーブと大気温を利用した、冬の大町温度差発電イルミネーションも、武藤教授のご協力により、大町の夜を彩りました。
シンポ6
 

 

 

 

 

 

 

 

【講演1】
「経済産業省の支援制度等について」
中部経済産業局 電力・ガス事業課 課長補佐 小林 弘一 氏

地熱発電に関する、国の補助金などの支援制度や、省エネ対策について、ご講演をいただきました。
地熱資源量把握のための調査や地熱発電の導入拡大に向けた技術開発への補助金など、様々な制度があることがわかりました。

【講演2】
「長野県の自然エネルギーの支援制度について(現状とこれから)」
長野県環境部環境エネルギー課 課長 古川 浩 氏

長野県の行っている自然エネルギーの導入や省エネルギーの推進の施策について、ご講演をいただきました。
自然エネルギーを地域の活性化につなげるため、FIT(固定価格買取制度)を軸に、地域の発電、熱利用を補助事業により推進している仕組みがわかりました。

【講演3】
「平成28年度事業報告及び平成29年度事業計画の紹介」
大町市温泉開発株式会社 総務部長 山本 慎介 氏
一般財団法人 エンジニアリング協会 地熱プロジェクト推進室 室長 奥村 忠彦 氏

大町地域地熱発電理解促進コンソーシアムが行った、地熱発電の理解促進のための学習会、見学会等の事業の報告や、温泉発電や熱水活用についての事業計画についてご講演いただきました。
地熱利用先進地では、温泉の熱を利用した発電や、エビの養殖や乾燥食材の生産などに取り組まれており、有効利用が進めば地域の活性化につながるのではと感じました。

【講演4】
「地中熱ヒートポンプの概要と県内の普及状況」
長野県地中熱利用促進協議会 山中 隆 氏

地中熱ヒートポンプの優れた省エネ性能や地球にやさしい特徴や、導入の状況についてご講演いただきました。
地中熱ヒートポンプは東京五輪の施設にも導入が予定されていて、今後も普及が進めばいいなと思いました。

このシンポジウムは、大北地域で進んでいる熱利用の取組を紹介することにより、熱資源への理解を深め、一層の取組みを推進し、新たな産業や雇用の創出など地域の発展につなげるために、大町地域地熱発電理解促進コンソーシアム※1、大町市、自然エネルギー大北地域協議会※2が共催し、「平成28年度地熱開発理解促進関連事業支援補助金(経済産業省)」並びに「平成28年度地域発元気づくり支援金事業(長野県)」を活用して開催しました。

大北地域は豊かな自然環境に恵まれており、これを活かした水力発電や太陽光発電などにより自然エネルギーが生み出されています。一方、地熱や地中熱、雪氷熱など未利用の熱資源も豊富に存在していますので、これらの未利用のエネルギーの活用につながることを期待しています。

※1「大町地域地熱発電理解促進コンソーシアム」の概要
代 表:小日向 忠 氏 (大町市温泉開発株式会社 代表取締役)
構成員:大町市温泉開発株式会社、葛温泉株式会社、大町市、長野県北安曇地方事務所
大北農業協同組合、黒部観光ホテル、立山プリンスホテル、日特工業株式会社、
株式会社峰村組、大北森林組合
目 的:「大町地域地熱発電理解促進事業」を行うことにより、大町地域における地熱発電等に対する
理解を深める。
幹事法人:大町市温泉開発株式会社(連絡先電話番号:0261-22-1616)

※2 「自然エネルギー大北地域協議会」の概要
会 長:松田 邦正 氏 (大町商工会議所副会頭、㈲松田乳業代表取締役)
構成員:41企業・団体(会員の名称はパンフレットに記載)
目 的:豊かな自然環境に恵まれた大北地域において地域資源を活かした自然エネルギーの導入を促進する。
事務局:長野県北安曇地方事務所環境課(連絡先電話番号:0261-23-6563)

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