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小谷村の風吹岳に行ってきました!(北野登山口より)

こんにちは、林務課のIです。

数々の名峰を抱える北アルプス地域ですが、小谷村と新潟県の県境付近に風吹岳という山があります。
シーズンには混雑する北アルプスの中では静かな山で、いくつかの登山口からアプローチが可能です。

今回は、北野口の登山口から風吹岳に行ってきたので、その様子をお伝えします!

小谷村の市街地から北西に向かい、姫川を渡った先に風吹岳があります。
風吹岳には複数の登山口があり、道中にそれぞれの登山口に向かう分岐があります。
今回は北野登山口に向かいます。

林道北野線の入り口にはゲートがあり、春先には鎖がかけられて車両の通行ができなくなっているため、お車で行かれる場合はご注意ください。
また、現在北野線登山口周辺では地熱発電の調査が行われており、大型車両が行き交うことから、すれ違いの交通整理のためシーズン中には整理員がいらっしゃいます。
この先は道幅が狭いので通行に注意!

しばらく林道を進むと、道路沿いに「南小谷県有林」の看板が見えます。実は風吹岳の裾野には、長野県の所有する森林(県有林)があります。
県有林の概要についてはこちら

林道からは、植栽されたスギと広葉樹が見えます。
南小谷県有林はスギを主体とした人工林と、クルミ・キハダなどの天然の広葉樹から構成された森林で、伐採・利用も行われています。

林道の突き当りまで行くと風吹岳の登山口に到着します。駐車場は5台程度を停めることができて、
祝日の7時半時点で3台ほどが停まってました。

登山道の周辺はうっそうとしていますが、行ったときには登山道沿いがきれいに刈払いが行われていたためあまり迷うという感じはありませんでした。
アップダウンがあり、けっこう体力を使います。

また、現在北アルプス地域ではツキノワグマ出没注意報(令和7年9月29日(月)から令和7年11月14日(金)まで)が発出されており、
クマの出没リスクが高い状況です。この日は私もクマ鈴と笛を使い、周囲に気配がないか警戒しながら慎重に登りました。
「ツキノワグマ出没注意報」についてはこちら

道中に残りの距離がわかる看板が取り付けられています。

3時間ほど登ると、風吹山荘に到着します。

風吹山荘のすぐ横に、北アルプス最大の湖といわれる風吹大池があります。

風吹大池からさらに30分ほど登ると、風吹岳の山頂に到着します。
山頂にはあずまやがあります。

また、風吹大池の南西側には風吹天狗原と呼ばれる湿原があります。
人通りも少なく、山の中でいきなり視界が開けるのでとても神秘的です。

いかがだったでしょうか?北アルプス地域にはまだまだ知らない山がたくさんありますね!
登山に行かれる際には、登山届の提出もお忘れなく!

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