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ユニバーサルツーリズム推進セミナー・開催報告

こんにちは。商工観光課です。
当ブログでもお知らせした、ユニバーサルツーリズム推進セミナーin上諏訪が11月16日に終了しました。
内容は宿泊業など、お客様を受け入れる側の事業者様に向けたテーマでしたが、このブログでは、諏訪に観光で訪れようと思っているお客様や地元の皆さんに向けて、どんな思いで地元企業の皆さんが取り組みされているのかをご紹介できたらと思います。
スタッフの皆さんの思いを知ってから旅行に行くと、新たな発見があるかもしれません!
ユニバーサルツーリズム推進セミナーの様子
さて、今回の内容をかいつまんでいきます。

日本の高齢化はますます進んでいきますが、旅行の市場ではどうでしょうか。
年代別に調査した結果、「旅行が好き」と答えた人が一番多いのは、70歳以上の区分でした。
ですが、実際に旅行に行った人の割合では、70歳以上の方はガクッと減ってしまいます⤵
旅行が好きなのに、なぜ、行かないのでしょうか?もしくは、行けないのでしょうか?

調査の結果、「健康上の理由」と答える人が70歳以上では多いことがわかりました。
長時間の移動で体への負担、体調の悪化が心配だったり、周りの人に迷惑がかかるんじゃないかと心配だったり、トイレや入浴は大丈夫かな…などなど、一緒に旅行に行くご家族も不安に感じる要素があると思います。
しかし、意識調査によると、要介護の方との旅行では、行く前感じていた不安は、行ってみたら意外と大丈夫だった😄という結果が見られました。
もちろん、高齢の方だけでなく、小さなお子さん・赤ちゃんを連れたファミリーや妊婦さん、障害のある方、日本語の案内表示ではよくわからない方、アレルギーのある方… 人によって抱える不安は違います。

「行く前の不安感」をどうやって取り除くのか。
ここが満足のいく旅行にできるかの大きなポイントだと感じました。

まずは、配慮を提供する側(施設側)が部屋の間取りや貸し出し備品、貸切風呂の案内など、色々な情報をわかりやすく発信すること。
配慮を求める側(お客様)も、不安に思うことや配慮してほしいことを事前に伝えておくこと。
何ができるのか、できないのか、工夫すれば乗り越えられるのか、お互いにコミュニケーションを取って探っていくことが満足のいく旅行につながるのではないでしょうか。
私個人としても、コミュニケーションを大事に、お互いに探っていく姿勢はどんな仕事でも必要なことだと思いました。

上諏訪温泉をはじめ、諏訪地域でだんだんと「ユニバーサル」の波が広がっています。
段差をなくす「バリアフリー」の改修や、多機能トイレを作ったりといった大きな工事だけではありません。
観光庁が定める「心のバリアフリー認定制度」の認定を受け、社内で従業員向けの勉強会をしてスキルを向上させている施設があったり、入浴介助をお願いできる団体があったりと、人のサポート体制もますます充実しています。
「お客様の思い出作りが我々の使命」「行けるところではなく、行きたいところへ」「改修した施設を地元の皆様にも楽しんでもらいたい」、パネリストの皆様からも熱いお話を聞かせていただきました。

「すべての人が楽しめる観光地」「誰にでもやさしい観光地」を目指すこと。
それはきっと、「住みやすいまち」「誇りの持てるまち」にもつながっていくのではないでしょうか。

「ユニバーサルといえば、諏訪だね!」「諏訪のファンになったよ」と言ってもらえるまちを目指し、連携の輪を広げていきたいと思います。
最後までお読みくださりありがとうございました。

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