2019.09.24 [ 南信州の林業 ]
新たな竹の活用方法~ブルーベリー園での竹チップ被覆栽培~
こんにちは 林務課のKです。
県下で竹林の最も多い南信州。プラスチック製品の普及による竹材利用の減少や、安価な中国産タケノコの流通増加等により、放置竹林が増加し問題となっています。
そこで新たな竹の活用方法として、現在はブルーベリーの園地に木質チップをかぶせているところを、代わりに竹チップにできないか、南信州農業改良普及センターと連携して実証することになりました!
早速9月5日に大鹿村で、林務課・農業改良普及センター・大鹿村役場の職員等30名で竹チップの被覆作業を実施。
この試験には、鹿塩地区の㈱大鹿里山市場さんのブルーベリー園をお貸しいただきました。
あいにくの雨模様でしたが、止むという天気予報を信じ決行!!
大鹿村役場駐車場に集合し、はじめの会を行った後、竹林の切り出しから破砕・運搬する班と、その竹チップをブルーベリー園に敷設する班の二手に分かれて作業を行いました。
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左手が、今回伐採を行う竹林。灌木や草が生い茂り、先が見通せないほどの藪となっています。
破砕機でチップにし、鹿塩のブルーベリー園までトラックで運搬しました。
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切り倒した竹を破砕機まで運びます
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破砕機によるチップ化
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チップをまく前
↓
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チップをまいた後 左が竹チップ・右がこれまでの木質チップ(流木)
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無事作業終了。お疲れさまでした。後方の竹林も整備されきれいになりました。
なんとか放置竹林の解消につながるような効果を期待しています。
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