2019.02.19 [ その他 ]
学んだ成果が一堂に!~下伊那農業高校 課題研究発表会~
南信州農業改良普及センター(以下「普及センター」)の「いっちゃん」です。
下伊那農業高校(以下「下農」)食品科学科3年生の課題研究の成果発表会が、2月5日(火)、飯田市鼎文化センターで開催されました。当普及センターは、お茶栽培の指導を行っていたことから、お招きいただきました。
下農では、「実物やプロから学ぶ姿勢」や、農場・実験室及び地域での調査・研究等を通して「実際に体験して学ぶこと」を重視しており、また、「仲間とともに考え、試行錯誤しながら解決していく、探求的な学習」として、地域の抱える課題に取り組んでいるそうです。
発表では、南信州地域ならではの、お茶や市田柿に関するものがあって、下農らしさが表れていました。
(課題研究発表の一例)
発表は全部で39課題。食品化学、微生物、食品製造など、様々なテーマの中には、そばを打つ際に、水ではなく、トマトジュースを代わりに使うなど、一般の研究者でも思いつかないようなものも!
どの課題研究も熱心に取り組んだ姿勢が見て取れて、とてもすばらしい内容でした。
そのうち、普及センターが技術支援を行ったのは、お茶の被覆(ひふく)栽培です。
被覆栽培とは、収穫前の一定期間、光をさえぎるための「おおい」をかぶせて、お茶を栽培するもの。今回の課題研究では、”「おおい」をかぶせたお茶は、かぶせていないお茶より、渋みが少なく甘みがあるお茶になることがわかった”ようです。これは今後のセールスポイントになりそうですね!
今回の研究課題が後輩へ受け継がれ、さらに深く研究されることを期待します!!
なお、この高校生が作った煎茶は、下農で購入できます。ただし、数に限りがあるため、例年、夏頃には売り切れるとか・・・。課題研究発表及び下農産のお茶に関するお問い合わせは、下伊那農業高校(電話0265-22-8142)へ。
今後も、普及センターは、技術支援を行っていきます!!
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