2018.11.29 [ 南信州の食・味・お土産 ]
遠山産「神ふぐ」料理はいかが!
南信州農業改良普及センターの「いっちゃん」です。
飯田市南信濃振興公社が、かぐらの湯の温泉水を利用して、平成21年から試験養殖に取り組んできたトラフグ「神ふぐ」。
12月からコース料理として、かぐらの湯 お食事処「味ゆ~楽(あじゆーらく)」で提供されます。11月20日から予約の受付が始まりました。
試験養殖のきっかけは、飯田市役所の職員が、かぐらの湯の温泉水が塩分を含み、海水の塩分濃度に近いことから、海の魚の養殖に適するのではないかと考えたことだそうです。
養殖を担当しているのは、「味ゆ~楽」の板長の牧内厚達(こうたつ)さん。5年前に、お食事処の板長に就任し、養殖を担当するようになったのは、2年前から。
新たな大型水槽2基を増設したり、養殖方法を改善するなど、独自のアイデアで試行錯誤を重ね、ようやく安定したトラフグの生産にこぎつけ、料理のメニューとして提供できることとなりました。
現在は、350匹ほど飼育されているそうです。
稚魚は、愛知県渥美半島の業者から仕入れ、水槽の水は、かぐらの湯の温泉水を養魚場内に引き込み、常温にさましてから注水しています。エサは、フグの健康状態や食べ方などを注意深く観察しながら、少しずつ与えており、100%の温泉水と深い愛情を注がれながら育てられ、1年強で出荷できるまでに成長します。
コース料理のメニューは、ふぐ刺しや鍋、揚げ物、茶碗蒸し、フグ皮の酢の物などのほか、遠山地鶏や遠山産の信州サーモンを使ったものを予定。価格は税込みで1人前1万円程度。地元の「遠山」づくしの料理を堪能することができます。
神ふぐてっさ(ふぐ刺し)
神ふぐ鍋
神ふぐ唐揚げ
上の3枚の写真は神ふぐのコース料理の一例です。
牧内板長は、この「神ふぐ」を遠山地域の名物にして、飯田市内の料理店等へ提供し、「飯田市のブランド」として定着させたいと夢をふくらませています。
コース料理は4人から予約できます。
予約受付時間は、平日は午前11:00~14:00、17:00~19:00。
土・日は11:00~19:00。
定休日:木曜日。
お問い合わせは、お食事処「味ゆ~楽」電話0260-34-5455。
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