2018.05.22 [ その他南信州の伝統・文化・史跡 ]
高森町で埋蔵文化財の発掘調査を行っています!
この部分が谷地形のため土石流の跡が出たといいます。
この円形に掘った部分が「埋蔵文化財」です。
学芸員さんによると「縄文時代の貯蔵穴」ではないかとことでした!
「なぜ表面を掘っただけで文化財があるとわかるのか」と疑問に思いませんか?
貯蔵穴の周りをよく見ると、土が黄色いのがわかります。
これは「関東ローム層」と呼ばれる地層で、この層が出るまで掘削をします。
そして地層の表面の色が違えば、それが「埋蔵文化財」の可能性がある!ということだそうです。
簡単に言えば「地層に縄文人が穴を掘った跡が残っている!」ということでしょうか。
こちらも遺跡と思われるものが出た場所です。
この部分では、直径約30㎝くらいの穴が連続して並んでおり、何かしらの建物の跡では?とのことでした。
この跡の正体は今後の調査で明らかにされていきます。
こういった穴のほかにも、縄文土器も見つかっているそうです!
現在も調査中ですが、通常時は道路の通行も可能です。
危険ですので調査中の部分には立ち入らないよう、ご協力をお願いします。
また、今回の調査では、作業員の方の働きやすい環境に配慮し、子育て中の方にも参加していただいているそうです!
詳しくは高森町のHP(https://www.town.nagano-takamori.lg.jp/kosodate/1/3/4/3595.html)をご覧ください!
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