2018.05.22 [ その他南信州の伝統・文化・史跡 ]
高森町で埋蔵文化財の発掘調査を行っています!
こんにちは!農地整備課Mです。
現在、高森町出原地区のアグリ交流センター付近で、埋蔵文化財の発掘調査を行っています!
この調査は、農地整備課が行う農道の拡幅工事に先立ち行っているものです。
埋蔵文化財とは、土の中に埋蔵されている住居跡や土器などの文化財のことをいい、
この出原地区には縄文時代の集落があったことがわかっています。
ちなみに、埋蔵文化財があることが知られている土地(埋蔵文化財包蔵地といいます)は、全国に約46万か所、
長野県内では約14万か所あり、これは全国で8番目に多い県とのことです。
埋蔵文化財は、文献資料では知ることのできない地域の歴史を知ることができる貴重な歴史的・文化的資産です。
「埋蔵」と言われているとおり、土と一体となっており、破壊されれば二度と元には戻りません。
しかし、今の時代に合うような工事も必要・・・
そこで!調査を行い記録に残すことで、その記録が「文化財そのもの」として後の世代にも引き継がれ、
現代の人々の生活に合うような建設工事等を行うこともできます。
これが実際に発掘調査を行っている様子です。
道路の拡幅予定部分の表面を掘削し、文化財の有無を調べています。
大量の石!これが何かしらの文化財か・・・
と思いましたが、土石流の跡だそうです。
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