2018.05.23 [ 南信州の伝統・文化・史跡 ]
鬼が住むと恐れられた「九十九谷」の森林再生!!
林務課の中年Nです。
5月12日(土)、喬木村「九十九谷森林公園」へクリンソウを見に行ってきました。
本日よりクリンソウ祭(5月27日まで)が開催されており、多数の見物人が訪れていました。
(平成30年5月13日撮影)
花の見頃は例年5月10日頃から6月中旬頃で、「九十九谷森林公園」には約5万株が植栽されています。一斉に咲き誇る姿は見事です。
今でこそクリンソウが咲き乱れる森林公園となりましたが、かつては「鬼の住む九十九谷」と呼ばれる大荒廃地でした。
(荒廃状況(工事前))
(施工状況)
昭和3年から県の補助による治山事業が開始され、昭和29年まで治山事業が実施されました。
(現在の森林の状況)
先人達のたゆまぬ努力により、現在は、豊かな緑に覆われた森林に再生しています。
近代的な治山事業が始まって100年が経過しました。
当該地は、全国屈指の治山先進地として多種多様な工種・工法・工夫が取り入れられながら工事が実施されたことから、林野庁が選定する「後世に伝えるべき治山~よみがえる緑~」にも選定されています。
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