2014.04.08 [ 南信州の観光・自然・花 ]
飯田城下を往く ⑥桜守の詩-その2-
飯田の桜が、満開の時を迎えました。
城下のいくつかの場所についてご案内しましょう。
はじめは城下でなく城内ないですが、飯田合同庁舎の足元、敷地内にある「夫婦桜」です。
合庁のある旧飯田城桜丸内にあるヒガン桜と枝垂桜が合体した桜で、推定樹齢400年です。桜丸という名称のとおり敷地内には古桜が残り。参勤交代の藩主夫妻は桜を愛で、しばしの別れを惜しんだとのことです。
次に旧飯田城二の丸・飯田美術博物館にある「安富桜」です。
この地に飯田城代々家老の安富氏の邸があったことからの名前で、推定樹齢450年以上、目通り周囲6.4m、樹高20mの巨木です。
美術博物館の裏にもまた見事な桜が咲いています。「安富桜」に隠れて目立ちませんが銘木です。
出丸、現在の追手町小学校校庭に咲く桜と国の有形登録文化財の講堂です。やはり古い建物と桜は似合いますね。
城下に目を転じてみましょう。
愛宕神社境内にある「清秀桜」です。
仁治元年(1240年)に清秀法印が植えたとされる桜で、推定樹齢なんと750年、飯田市内最古の御神木です。さすがに老朽は免れませんが、おじいちゃん桜も支柱に支えられながら懸命に咲き誇っています。
丘の上から松川べりまで下って、松川プール沿いにある桜並木です。約200mほど桜が連続しています。昔松川から水を引き込みプールとして利用した場所であったことから「松川プール」と呼ばれています。
再び丘の上に戻って、旧測候所跡地です。
現在公園として整備中ですが、趣のある建物だと思いませんか?桜はまだ咲きはじめですね。
旧測候所跡地から少し足を伸ばすと、加賀沢のエドヒガンがあります。加賀白山本社から分祀された加賀沢白山大神の境内にあります。
まだ照会しきれませんので、この項は続きとさせていただきます。飯田の桜は今週が見頃です。飯田にお越しの際は是非ご覧ください。
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