2014.04.09 [ 南信州の観光・自然・花 ]
飯田城下を往く ⑥桜守の詩-その3-
「桜守の詩」第3弾です。
まず、以前「寺の街」で紹介したお寺の庭に咲く銘木を照会します。
「普門院」跡の糸桜です。10代飯田藩主堀親寚(ちかしげ)の正室堀成子の「むかし誰がうゑそめてかくいと桜いとなかく世にたえぬかほりそ」との歌碑が残っています。
「黄梅院」(曹洞宗)の枝垂れ桜です。寺の名前は黄梅ですが、この濃い紅色の桜はとても有名です。
「正永寺」(曹洞宗)の枝垂れ桜です。子供の頃、この桜の前で罰当たりにも草野球をしていました。その頃に比べるとかなり樹勢が落ちた気がします。ちょっと寂しいですね。
「専照寺」(曹洞宗)の枝垂れ桜です。樹の手前に釈迦如来像があり、お釈迦様の頭上に桜が咲き誇っています。その様は極楽浄土を思い浮かべます。
「大雄寺」(臨済宗)の桜です。境内いっぱいに咲き誇っています。
上飯田と言うところにありますが、阿弥陀寺(浄土宗)の枝垂れ桜です。鐘楼の隣で力強く花をつけています。
お寺を離れて、その他の丘の上の桜を見てみましょう。
浜井場小学校校庭に咲き乱れる桜です。学校に桜の木はつきものですね。
飯田の中心を南北に貫く桜並木です。約700mの並木に約200本の桜が連なります。この時期ここを通ると、桜のトンネルを通過することができます。
最後に番外編、飯田城下を離れてみましょう。
まず飯田市上郷の飯沼神社。ここは300段を超える長い長い石段で有名です。高校の頃、この石段昇りでしごかれたことを思い出しますが、春は石段の両側から桜が覆ってくれます。
次に飯田市座光寺の麻績乃里舞台桜です。旧座光寺小学校の一部に歌舞伎舞台が設けられており、そこに咲く半八重枝垂れ紅彼岸桜です。桜の後ろに舞台を見ることができます。
舞台桜のすぐ近くにある石塚桜。なんと6世紀後半に造られた古墳の上に桜が咲いています。「桜の樹の下には屍体が埋まっている」を地でいくような美しい桜です。
最後に、飯田市山本の杵原学校の桜です。吉永小百合さん主演の「母べえ」の撮影でも有名な旧山本中学校に咲く桜です。やはり校舎と桜が見せるロケーションは抜群ですね。
以上いくつかご紹介してきましたが、まだまだ紹介しきれない場所もございます。是非実際にご覧いただければと思います。飯田の桜は今が見頃です。
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