2017.06.29 [ 南信州の観光・自然・花 ]
苔マニア必見!!尾高山原生林(飯田市上村)を行く。
農地整備課の中年Yです。
6月25日(日)、”苔の名所”尾高山(おだかやま 標高2,212m)(飯田市上村)に行ってきました。
全国の苔の名所と言えば、白谷雲水峡(鹿児島県屋久島)、白駒池(長野県八ヶ岳)、西芳寺(京都府)、奥入瀬渓流(青森県)、チャツボミゴケ公園(群馬県)等々、最近では苔ブームが到来していて、テレビや新聞記事で目にする機会が多くなりました。そこで、今回はこうした全国的にも有名な苔の名所に引けを取らない南信州を代表する苔の名所を紹介したいと思います。その場所というのはしらびそ峠(標高1,833m)から登ったところにある尾高山(標高2,212m)です。
しらびそ峠は飯田市街地から行く場合、矢筈トンネルの出口から右側に回り込んで14km先にあります。尾高山の登山口はしらびそ峠の看板が立っている駐車場のすぐ手前にあります。片道1時間半のミニ登山ですので、それなりの装備をして出かけます。
【尾高山手前にある前尾高山頂付近の原生林】
【起点となるしらびそ峠:駐車場です】 【尾高山登山口】
最初の30分くらいの登りは背丈の低いササ原が続きますが、そこを抜けると苔やシダに埋め尽くされたシラビソやコメツガやトウヒの原生林に変わります。この時季は苔の中でマイヅルソウが可愛らしく踊っています!!
【コケの中で戯れるマイヅルソウ(舞鶴草)】
それにしても、雨に濡れた苔は生き生きとして美しいですね。前尾高山頂(標高2,089m)~尾高山頂までの間は苔、苔、苔・・・。時間がいくらあっても足りないくらい苔に見とれてしまいます。ウグイスのさえずりも聞きながら、こうした空間にいると、本当にリラックスした気分になります。この日は、天気が悪かったせいか、山の中で行き会った人はたった一人でした。
【シダとコケが生い茂る林床】 【尾高山山頂:標高2,212m】
苔は梅雨時季が旬!!今だからこそ、南信州の苔の名所へ行ってみるのもいいですね!!
時間があれば、日本唯一の隕石クレーターの御池山(しらびそ峠から南方約4km)もすぐ近くにありますし、矢筈トンネル出口からの道中(トンネル出口から約1km)には中央構造線の程野露頭もあり、ジオパークの名所も多いところですので、足を伸ばしてみるのもいいですね。
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