2016.07.29 [ 南信州の観光・自然・花 ]
60年に一度の機会?
林務課です。
今年は阿南町新野の山中でササの花がいっぱい咲いていました。
インターネットで調べてみると、一昨年くらいから全国各地で一斉開花の記事がみつかりましたが、今年はお隣の愛知県や岐阜県で開花が確認されているようです。
実は、ササ類は非常に長い寿命を持っていて、その最期に多くの個体が一斉に開花した後、枯死し、その翌年に次世代が一斉に発芽するという特徴があります。
非常に不思議な現象ですね。
この開花の周期が60年くらいに一度と言われていますが、 種類によって開花周期が40年だったり120年だったりだいぶ差があるようですが、データが少なすぎてあまりよくわかっていないようです。
ただ、このあたりのササは、地元の方いわく1950年位に一斉に咲いていたような気がするとのこと。
このあたりのササはみんな同じ年に発芽したのでしょうか、なかなか興味深いです。
今年一斉枯死して、来年また一斉に芽生えがあるのか確認してみたいですね。
そうなれば、今度は2080年位に一斉開花が見られるかもしれません。
実に楽しみです。
(私はたぶん生きてないですが、、、笑)
通りすがりにパッと撮っただけなので正確な種名は分かりませんが、枝の分岐の仕方や稈鞘(皮)の長さなどで分類できるようですよ。
去年も少し咲いていたそうなので、来年も開花しているところがあるかもしれません。
ぜひ近くにあるササに目を向けてみましょう。
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