2013.03.05 [ 佐久のおいしいもの ]
山里の農家レストランで郷土料理に舌鼓
商工観光課のポンタです。
先日、小海町親沢にある農家レストラン「やまなか」で昼食をいただきました。築150年の自宅を改装したそれはそれは大層なお屋敷です。店の切り盛りは、開店して1年8か月経つ奥様と奥様の実のお母さんが行っています。写真は、客人を迎えてくれる入口に立つ立派な蔵です。
到着すると、まず奥様のお母さんに改装した立派なお屋敷を案内していただきました。150年前の建築当時、1階に1本の通しの梁を据え付けるのに、村人総出で1週間がかりで運搬したほどの長くて大きいものを使用したとのこと。写真は、この店の主役のお二人と通しの梁です。
また、2階の梁も2間半ごとに2重に組み込まれた重厚なもので、目を見張るほどでした。
昼食は冬のコース料理。料理を受け持つ奥様は、以前フランス料理店や福祉施設で料理の腕を振るわれ、栄養士の資格もお持ちの方。出てくる料理は、自宅で栽培した野菜を基本にしており、不足分は周辺地域の提携農家や野に自ら摘み取りに行くなどして食材を調達しているとのこと。では、順次写真で力作の数々をご覧ください。
正面四角の先付皿:「アピオス(芋)の柚子味噌添え」
「ロマネスコ(カリフラワーとブロッコリーを交配したも
の)のハム添え」
「ウドの味噌和え」
「梅漬コンニャク」
「花豆の甘煮」ほか
正面左「豆の甘酒和え」
正面右下「ヤマゴボウのきんぴらやクルミの白和え」
正面右上「季節のサラダ」
「モッツァレラチーズ入り洋風茶碗蒸し」
「菊の花をかたどった大根の煮つけ」
「濃厚なかぼちゃグラタン」
「天ぷらの盛り合わせ」(タラの芽、ふきのとう、野沢菜、ごぼう、りんご、自家製のさつま揚げ)
「麦ごはん」、「とろろ汁」、「酒粕味噌汁」
「おしんこ」(野沢菜づけ、たくあん、福神漬け等5種)
「デザート」(白鳥を模した手作りシュークリーム、イチゴ、りんご、キウイ)
通常2時間かかるところを無理を言って1時間で出していただきましたが、見た目も味もとても上品で、五感を楽しませてくれる逸品でした。特に、チーズを使った茶碗蒸しやかぼちゃグラタンはまろやかで深みのある何とも「ほっこり」する一品でした。
地域の食材をベースにした秀逸な創作郷土料理の数々をぜひ召し上がれ!
ただ、当店は完全予約制(TEL 0267-92-1188)ですので、くれぐれも事前予約をお忘れなく。
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