2016.08.22 [Happy Dayz Productions 井上卓郎さん]
映像作家×ゆる山 vol.2
スキーの住み込みバイトから7年間白馬で過ごした井上さん。いったん東京で就職して、再び白馬に戻ってきたのは32、3歳のころでした。ここからは、井上さんと妻・のぞみさんのお二人に伺います。
変化を恐れず、自分が心魅かれるものを
- いずれは白馬で暮らしたい、という思いはどこかにあったんですか?
井上さん)
いや、まあ、そういうわけでもないんですが(笑)。東京にいたときから、冬は毎週、白馬に滑りに来ていました。まあ、勝手知ったる土地という感じで、どこに行けば何があって、どうやって家を借りればいいかも分かっていたので、引っ越ししやすいというのはありました。
- なんとなく、会社辞めたら白馬に行く、みたいな?
井上さん)
そんな感じですかね。こっちに来てからも、東京のゲーム会社から仕事をもらっていたので、それをしながら、スキーに行って。バックカントリーもやっていたんですが、その下見が、最初の登山でした。
- トータルすると白馬の生活は結構長いのに、登山はしてなかったんですね。
井上さん)
自然は好きだったんですが、山自体に興味はなかったんです。知り合いに頼まれて、バイトで登ったことはありましたが、あまり天候に恵まれなくて。ずっと白馬に住んでいたのに、白馬三山のどれが白馬岳かわからないような状態でした。それで、登りに行くときに貧乏性なのでカメラも持っていって、撮ったから作る、みたいなところが始まりですね。
- じゃあ、最初からストイックな感じというよりは、ゆるい感じの。
井上さん)
「ゆる山」ですね。ハードだと見ていても疲れるじゃないですか(笑)。もともと、スキーの映像もフリースタイル系だったので、音楽やカット割り、撮り方も含めて楽しい感じなんですよね。自分が見てきたものもそうだったので。
- 自分の撮りたいものを、撮っていると。
井上さん)
そうですね。「よし、これを仕事にしよう!」というつもりも特になかったです。
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