信州魅力発掘人 信州に魅せられ、活動する人たちの言葉には「信州の魅力」が凝縮されています。信州の魅力を掘り下げ、それを語る「信州魅力発掘人」。山の強さ、美しさ、厳しさ、素晴らしさを知る人たちが「山の魅力」を伝えます。

信州魅力発掘人

信州に魅せられ、活動する人たちの言葉には「信州の魅力」が凝縮されています。信州の魅力を掘り下げ、それを語る「信州魅力発掘人」。山の強さ、美しさ、厳しさ、素晴らしさを知る人たちが「山の魅力」を伝えます。

山×スカイランナー vol.1

2014年世界選手権。「走る」ではなく「駆け登る」。これがスカイランニング(photo by Sho Fujimaki)

- スカイランニング自体は新しいスポーツなんですか?

言葉としては新しいかもしれませんが、日本には古くから「登山競走文化」がありますよね。

- 登山競走、ですか。

毎年7月に山梨県で行われている「富士登山競走」は1948年(昭和23年)から始まっています。県内でも、飯田・風越山の登山競走は大正時代から始まったとされていますし。

- えっ、風越山で?

やっぱりあまり知られてないんですね。風越山は標高1535メートル、地元の人にとっては身近な山です。そう考えると、長野県にはもともと登山競走、スカイランニング文化があったんですよ。スカイランニングという言葉自体はまだ耳慣れないかもしれませんが、完全に新しいことをするのではなく、一世紀前からあった登山競走を現代版にアレンジしているというふうに捉えています。

- 登山競走、と聞くと何だか過酷な感じがしますが…。

地元の人にとっては学校登山の印象があまり良くないこともあってか、登山競走と聞くと過酷な感じがしますよね(苦笑)。でもこれは100年前から使われている言い方なので、大事にしていきたいんですよ。昨年から始めた、上田の「太郎山登山競走」もそうですし。

- 太郎山はどんな山なんですか?

上田市民にとっては、遠足で登るような身近な山です。今年は、昨年よりも定員を増やしたんですが、500人集まったのでもう締め切りました。

- かなり人気があるんですね。

5月3日、連休の開催ということもあって、県外の人が3分の2くらいですね。観光がてら北海道や九州など、遠方から来てくれる方もいます。ちょうど大河ドラマ「真田丸」のこともあるし、町のPRにもつながるんじゃないでしょうか。


2013年に日本スカイランニング協会(JSA)を立ち上げた松本さん。スカイランナーとして活躍しながら、普及活動にも努めています。次回は松本さんがスカイランナーを志すきっかけについて伺います。

PROFILE
1983年、群馬県嬬恋村生まれ。長野県上田市在住。群馬大学教育学部を卒業後、4年間小学校教師として勤める。2012年、退職して本格的にスカイランナーとしての活動を開始。2013年、アジア人として初めてスカイランニングのアジアシリーズチャンピオンに。2013、14年、富士登山競争を連覇。2015年、スカイランニングアジア選手権優勝、ワールドシリーズランキング10位。日本スカイランニング協会(JSA)代表理事として、競技の普及にも力を入れる。

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