2016.02.19 [富士見高原リゾート株式会社(富士見町) 営業企画室マネージャー 藤田然さん]
高原リゾート×アウトドア用車椅子 vol.3
藤田さん)
先日、私もインストラクターと一緒にフランスへ行ったんですが、トロワバヴァレー・ヴァルトランスでは、リフト乗り場やゴンドラ乗り場には必ず車椅子専用の入口があります。高齢者も、スキーが滑れないという人でも、頂上まで行って、降りてこられるんです。雪を楽しめるアクティビティもたくさんあります。でも、15年前はそうではなかった。国家規模で時間をかけて、少しずつ環境を整えていったそうです。
デュアルスキーはそのままリフトへの乗降が可能
- 時間はかかるかもしれないけど、少しずつ広がっていけばいいですね。
藤田さん)
今は、お客さんに「次は私、どこに行ったら楽しめますか?」って聞かれても、答えに困っちゃうんです。フランス、とも言えないし(苦笑)。「じゃあ、ここに行ったらいいよ」とお勧めできる場所がどんどん増えればいいなと思います。
2010年に始まった富士見高原リゾートの「ユニバーサルフィールド」化。徐々に情報が広まり、年を追うごとに多くの利用者が訪れるようになりました。「皆さん、周りのスタッフに『ありがとう、ありがとう』って言って帰っていかれるんです。それを嬉しく思わない社員はいませんよね」と藤田さん。実際に利用する皆さんの様子を見れば見るほど、必要性を感じる社員も増え、それは考え方やサービスの在り方にも変化を与えました。どんな人に対しても「来てください」と言えること。それは、設備だけではなく人による部分も大きいことを、溢れる笑顔が教えてくれるような気がしました。
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