信州魅力発掘人 信州に魅せられ、活動する人たちの言葉には「信州の魅力」が凝縮されています。信州の魅力を掘り下げ、それを語る「信州魅力発掘人」。山の強さ、美しさ、厳しさ、素晴らしさを知る人たちが「山の魅力」を伝えます。

信州魅力発掘人

信州に魅せられ、活動する人たちの言葉には「信州の魅力」が凝縮されています。信州の魅力を掘り下げ、それを語る「信州魅力発掘人」。山の強さ、美しさ、厳しさ、素晴らしさを知る人たちが「山の魅力」を伝えます。

高原リゾート×アウトドア用車椅子 vol.3

藤田さん)
先日、私もインストラクターと一緒にフランスへ行ったんですが、トロワバヴァレー・ヴァルトランスでは、リフト乗り場やゴンドラ乗り場には必ず車椅子専用の入口があります。高齢者も、スキーが滑れないという人でも、頂上まで行って、降りてこられるんです。雪を楽しめるアクティビティもたくさんあります。でも、15年前はそうではなかった。国家規模で時間をかけて、少しずつ環境を整えていったそうです。

デュアルスキーはそのままリフトへの乗降が可能

- 時間はかかるかもしれないけど、少しずつ広がっていけばいいですね。

藤田さん)
今は、お客さんに「次は私、どこに行ったら楽しめますか?」って聞かれても、答えに困っちゃうんです。フランス、とも言えないし(苦笑)。「じゃあ、ここに行ったらいいよ」とお勧めできる場所がどんどん増えればいいなと思います。


2010年に始まった富士見高原リゾートの「ユニバーサルフィールド」化。徐々に情報が広まり、年を追うごとに多くの利用者が訪れるようになりました。「皆さん、周りのスタッフに『ありがとう、ありがとう』って言って帰っていかれるんです。それを嬉しく思わない社員はいませんよね」と藤田さん。実際に利用する皆さんの様子を見れば見るほど、必要性を感じる社員も増え、それは考え方やサービスの在り方にも変化を与えました。どんな人に対しても「来てください」と言えること。それは、設備だけではなく人による部分も大きいことを、溢れる笑顔が教えてくれるような気がしました。

PROFILE
1975年、横浜市生まれ。10年ほど山小屋で働き、2006年、富士見高原リゾートに入社。スキー場、ホテルなどの部署を経て、それまでの知識や経験を活かしてイベント企画やロケ誘致に携わるようになる。2010年ごろから「ユニバーサルフィールド」を目指した取り組みに着手。「首都圏から見れば、富士見高原は長野県の“入口”。ここで楽しんでもらったら、次は上高地や白馬、志賀高原などもっと奥に行ってもらえるようになれば」

1 2 3

このブログのトップへ

このブログや記事に関するお問い合わせ窓口

営業局
TEL:026-235-7249
FAX:026-235-7496