2016.02.19 [富士見高原リゾート株式会社(富士見町) 営業企画室マネージャー 藤田然さん]
高原リゾート×アウトドア用車椅子 vol.3
中岡さん)
この場所も、「HIPPO」単体で何をするかではなくて、どう展開していくかという視点があったから、6年という短い期間でここまで取り組みが広がったんだと思います。
藤田さん)
これまでも、自転車の大会やトレイルラン、ドラマの撮影などの要望を聞いて、それをどうしたら実現できるかを考えて、対応をしてきました。それは、「ユニバーサルツーリズム」の考え方と私にとっては同じなんです。やりたいことを持っている人に対して、何ができるのか。どうしたら楽しんでもらえて、そして、地域にお金が落ちるのか。
- 藤田さんの考え方と中岡さんの考え方が、いい形でつながったんですね。
中岡さん)
私たちも藤田さんと出会うまでは、「こういう考え、環境を広めたい!」という思いばかりで、フィールドという点は大きく欠けていました。それが、富士見高原リゾートというフィールドを得て、少しずつ実現に向けて動くことができるようになりました。
藤田さん)
私たちにとっても中岡さんたちと一緒に取り組めたのは、運が良かったです。施設サイドと利用者サイド、両者の視線で考えることができた。うまくバランスが取れているから、こうして続いてきたのだと思います。
- 今後はどんなことを?
中岡さん)
私たちは「選択肢」という言葉を大事にしています。皆がする必要はないけど、やりたいと思った人ができる環境をつくっていきたい。バリアフリーがあるに越したことはないですが、物質的な面だけで解決しようと思っても限界があります。
藤田さん)
都会的なバリアフリーと、ここのように自然豊かな地域が目指すバリアフリーは一緒じゃなくていい。そう言ってもいいんじゃないかな。会社としては、よりさまざまなサービスを誰でも誰とでも楽しめるように変えていくことが一つのテーマだと考えています。個人的な思いとしては、こういう考え方が県内、そして国内各地にもっと広がっていけばいいなと。
中岡さん)
ゆくゆくは、「ユニバーサル」と言わなくても、皆で楽しめるのが当たり前で、誰でもウェルカムな状況になるといいですよね。
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