2015.10.28 [株式会社ヤマレコ 代表取締役 的場一峰さん]
山×プログラマー vol.2
-確かにそれは大事です。
機会があったらすぐに飛び込んでいく、という感じで生きてきたんですよ。ずっと。
-迷いや不安はなかったですか?
ライバルのようなサービスも出てくるので、常に危機感はありますよ。でも、自分で作っていると、使い方も一つしか思い浮かばないけど、誰か使ってくれる人がいれば、そこで自分が思いもつかないような使い方を知ることができる。そこから始まるんです。新しいことを知るのが好きな性格なのかもしれませんね。
-「ヤマレコ」を続けていて、楽しいことは?
ユーザーは、ダメなことはダメって言うんですが、いいことはいいって言ってくれないんですよね。黙って使う。だから、皆が使ってくれているうちはいいのかなと思っています。最初のころは、誰も使ってくれないから辞めようと思ったこともありましたが、使ってくれている人がいると感じるようになってからは頑張れました。
-じゃあ逆に辛いことは?ユーザー対応などは大変そうですが…。
まあ、ログインできないというようなシステム上のものから、コミュニティなので人と人とのトラブルまで、いろいろあります。ユーザー同士のことはどうしようもないので、そこは「どうしようもない」と言うしかないんですけど…。でも、そういうことも含めていろいろあって楽しいですよ。
「ところで、なぜ松本に?」と聞くと、「妻が、いつか松本に住みたいと言っていたので」という答えが。当時、東京・有楽町にあった県の移住センターに相談して、1年間は「松本・四賀クラインガルテン」(滞在型市民農園)を利用して、月に2~3回、畑を耕しに来ていたそうです。「そのうち、『月に何度も行くんなら、松本に住んだほうがいいんじゃない?』ということになって、引っ越しました。山に近いというのは、自分にとっても嬉しいことだったので」と的場さん。次回は、「そもそも、山に興味を持ったきっかけは?」というところを伺います。
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