2011.04.28 [南信州ビール(駒ヶ根市) 竹平考輝さん]
地域性や文化性が、もっと強い地域を作る
ちょっと違う方向というか…実は、昨年からホップの栽培を始めたんです。麦は難しかったけど、ホップはできそうだという見通しがついたので。栽培に取り組んでみてもいいと言ってくれている地元の方と一緒に進めています。ほかの原料もチャンスがあれば作っていきたいですね。自分でやれば早いんですが、そうじゃなくて連携を取っていきたい。仲間と一緒に作っていきたいですね。
地域性や文化性ができてくると、もっとたぶん強い地域になっていけると思います。「いくらお金が入る」という世界だけではないつながりが必要なんだとすごく思います。「アップルホップ」はひょっとしたら今のタイミングだから、うまくいったのかもしれないですね。これが例えば、時代が少しずれていて、連携とか皆で協力するとか、そういうことが当たり前の時代であれば、別になんでもないことだったかもしれないし。でもこれから先、当たり前になる時代が来るのが一番だと思います。これ読んだ人が「じゃあ私も」って思ってくれて、そういう輪が広がってくれれば嬉しいですね(笑)。
竹平さんのところには、地ビールに限らずいろいろな相談に訪れる人が増えたといいます。「いろいろな人と話すと、自分の考え方の角度をいくつか変えられるので、今まで見えなかったものが見えてくることもいっぱいある」と笑顔を見せる竹平さん。「長野県には素材がまだたくさんありますか?」と聞くと「あります。ただ、日常的過ぎて気が付いていないだけで」と答えが。その力強さをとても頼もしく感じました。
住所 | 長野県駒ヶ根市赤穂759-447 |
---|---|
電話 | 0265-81-7722 |
URL | http://www.ms-beer.co.jp/ |