信州魅力人

信州の魅力、それは長野県内で頑張るつくり手たちの魅力。そんな魅力人の想いをお伝えします

富士見町は信州の玄関口「元気をつけないかん」

-これからも、もっともっと元気を出していくと。

蔦木宿は、「信州の玄関口」ということできれいにしました。これは、草を取るとか掃除するとかだけではなくて、心もきれいにするということでね。そして文化的に売り出すということでうまくいったと思います。

これから先、できれば甲州街道を進んで下諏訪までつなげていきたいですね。蔦木宿は江戸から43番目、そこから次の44番目・金沢宿(茅野市)、最後に上諏訪から甲州街道の終点・下諏訪までをね。まずは富士見町内の甲州街道をひと続きにしようということで、蔦木から町の北の端にある神戸(ごうど)までつなげて、看板を立てたり、マップを作ったりしています。

-まだまだ夢が広がりますね。

元気を出すぞ蔦木宿の会(諏訪郡富士見町) 名取栄一さん

70歳を過ぎて会を立ち上げて、今は83歳。まだまだ元気な仲間もいて、本当に一生懸命働いています。でも、ここらで切り替えをして、もう後継者に譲っていこうと思っています。後継者といっても家に後継ぎはいないから…町の人で、「元気を出すぞ蔦木宿の会」として、会を保存しながら活動してもらうということにして。古代米を作ってもらう一方で、歴史的、文化的なものを継承する人も育てていかなければいけないですし。今は私が会長を務めていますが、会長や副会長は次の世代にチェンジして、若い人に入れ替えなければならないんですよ。まあ、今の若い人っていうのはね、なにしろ仕事や子育てに忙しいから…。だから、若い人になるべく負担がかからないようにして、頑張ってもらえるような体制を整えることが必要です。それでスムーズに会が継承されていく仕組みを作って、また新しいことができるようにしていきたいです。


「私が一人でやったってどうにもならない。町が協力して、本当にみんなでやるから力になる」と話す名取さん。古代米の収穫の時期には、地元の富士見高校の生徒が手伝いに来るといいます。「私は隠居して、旅行でもして楽しんで…」と笑いますが、皆が集まって一緒に取り組めるのは、名取さんの魅力と、元気があるからこそだと思いました。


道の駅 信州蔦木宿(元気を出すぞ蔦木宿の会の商品を販売しています)
住所 長野県諏訪郡富士見町落合1984番地1
電話 0266-61-8222
URL http://www.tsutakijuku.jp/
1 2

このブログのトップへ

このブログや記事に関するお問い合わせ窓口

営業局
TEL:026-235-7249
FAX:026-235-7496