長野県は日本一

長野県には、誇れる日本一がたくさんあります。 長野県は、「行ってみたい」 「見てみたい」「住んでみたい」「経験してみたい」魅力にあふれています。

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ギター(電気ギターを含む)出荷額 日本一<平成30年工業統計調査(確報)>

平成30年(2018年)工業統計調査(確報)によると
ギターの出荷額は長野県が2,975百万円全国1位です。

?なぜ長野県でギターの生産が盛んに?

?どんな信州産ブランドがあるの?

そんな疑問を、島村楽器株式会社 松本店の太田さんにお答えいただきました!


東に美ヶ原、西には日本アルプスを望む松本盆地は寒暖の差が大きく、日本でも有数の乾燥した気候で、古くから木工産業が盛んでした。
高度経済成長期には家具製造などの木工関連会社がいくつもあり、楽器製造では1950年代にすでに県内でバイオリン、クラシックギター製造が始まっていましたが、1960年、松本市にバイオリンの製造を目指して創業したメーカーが市場の動向を調査し、クラシックギター製造に転向しました。それが松本市を中心とした信州のギター製造の始まりです。

 


1960年代初めの日本ではまだエレキギターを弾くという文化は無いに等しく、国内の先行メーカー2社によりエレキギターの海外輸出がされている程度でした。
そんな1962年、松本のメーカーがアメリカ向けにギター製造をスタート、そこからエレキギターの生産が松本の重要な産業の一つとなっていきます。
そして高度経済成長期には機械金属工業も盛んになったことで、木工以外の需要にも対応できる土台ができ、部品の製造・調達から塗装に至るまでの工程を地元で行うことが可能となりました。
しかし、始まったばかりの頃のエレキギター生産は専門家がいるわけでもなく、職人達が時には分解、研究し、試行錯誤しながら作られました。
そんな先駆者たちの努力により品質が向上、海外におけるエレキブームもあり軌道に乗り、日に日に生産数がアップし、都会ではなく松本で外貨を直接稼げる稀有な存在となりました。

1970年代に入ると多くの海外ミュージシャンが来日するようになり、使用しているエレキギターが注目されるようになると、日本の音楽誌でもギター広告が大々的に行われるようになり、国内にもようやくエレキブームが到来して、その需要が高まりました。

信州産のギターはその品質の高さから海外ブランド数十社のOEM生産を請け負うまでになり、国内外の有名ブランドを松本の企業が牽引していきました。その他のメーカー各社も松本及び近郊で多くのブランドを製造していきました。

流行や景気など様々な試練で廃業したメーカーもあり、常に順風満帆だったわけではありません。
しかしそれを乗り越えたメーカー、そして先駆者たちのDNAを受け継ぎ新たに信州で生まれた新進気鋭のメーカーがさらなる進化を遂げ、現在に至っています。

 

 




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