※2024年11月更新
長野県でわさびの生産の大部分を占めるのが安曇野。安曇野一帯はいくつもの扇の形の扇状地が重なって並ぶ、全国でも珍しい複合扇状地となっており、北アルプスの雪解け水が扇状地にしみ込み、1日約70万トンの水が湧き出していると言われています。
明治初期~大正時代の中頃までは安曇野はナシの栽培が盛んな地域でした 。湧き水によるナシの病害が多いので水はけを良くするために作った水路でわさび栽培が始まったといわれています。
水質や水温に生育が大きく影響するデリケートなわさび。安曇野の湧き水は一年を通して13℃前後の水温で保たれているので、わさびの生育にとても適した環境なのです。
林野庁の令和5年特用林産物生産統計によると、わさびの生産量は長野県が393.0t(全国シェア28.4%)で全国2位です。
【根拠データ】
令和5年特用林産物生産統計(林野庁)
【お問い合わせ先】
林務部 信州の木活用課
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