2014.04.06 [ 企画振興課 ]
地域の知恵袋【㈱柳沢林業 代表取締役 原 薫さん】
今回の「地域の知恵袋インタビュー」のお相手は、株式会社柳沢林業代表取締役の原薫さんです。
柳沢林業はこれまで素材生産を行ったり、立木買いにより木材を出していましたが、国産材の需要と価格の低迷とともに、生産量も減少してきました。そのような中、従来の素材生産だけを行う林業から脱却、現在は特殊伐採や薪・シイタケ原木生産など、会社として幅広い分野に対応しています。
「木を生かす技術を大切にしたい」
社員個々の技術を生かし、時代の要求、需要に応じた林業経営を目指しているとのことです。
信州松本地域の森林は、多様な広葉樹をはじめ、アカマツやカラマツの人工林が多く生育しています。これら地域で育った地域の森林資源を、資材として十分に生かす必要があると原さんは考えます。
「木材生産に力を入れている県はいくらでもあります。これから林業に力を入れていこうとする長野県は、他の地域と同じことをやっていては特色を出せません。信州には信州ならではの宝があり、その資源を有効に利用し活かし、売りにしていければいいのではないでしょうか。今ある地域資源をどれだけ活かせるかです。」
信州だからこそできる多様な森林をうまく利用していくこと。これが大切です。
県として、〝松本地域ならではの宝〟を今後さらに発信していく中で、地域の森林林業を活性させていけたらと思います。
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