こんにちは、松本空港管理事務所のオスカー・マイクです。
『信州まつもと空港』ジェット化25周年と10月27日からの神戸線新規就航記念イベントとして、10月19日(土)に『ナイトランウェイウォーク』を開催いたしました!
『信州まつもと空港』では初開催のこのイベント、限定25組で募集を行ったところ、70組、200名を超える皆さまからご応募をいただきました!抽選の結果、落選となってしまった皆さま、どうもすみませんでしたm(_)m
当日は、16時45分から開会式を行い、『ナイトランウェイウォーク』スタート!
開会に先立ち、県内でも大きな被害を受けた台風19号の犠牲者に黙祷を捧げました。松本空港管理事務所長のあいさつの後、担当者から、注意事項等を説明。
ナイトランウェイウォークで立ち入る『滑走路』は、普段は空港関係者ですら立ち入りが制限される場所!万一、落とし物をすると、航空機のタイヤがパンクしたり、エンジンに吸い込まれたりして、大事故に繋がってしまいます。そのため、持ち込み品を厳しく制限させていただき、落とし物厳禁とお願いしました。また、航空灯火は航空機事故に備えて壊れやすくできているため、絶対にさわってはいけないこと等もお願いしました。その他、航空灯火や滑走路の舗装など、『ナイトランウェイウォーク』の見どころを説明しました!
17時過ぎから空港の制限区域内に入場。当日は、昼過ぎから夕方までどしゃ降りのあいにくの天候でしたが、その頃までに雨も上がりました。
まず、参加者、関係者で定期便等ジェット機の駐機場である南エプロンに集合し、ターミナルビルをバックに記念写真をパチリ♪
次第に薄暗くなり、『エプロン灯』に照らされるエプロンもとっても幻想的に・・・。
その後、いよいよ滑走路内に移動。
参加者全員のカウントダウンで、滑走路脇の『滑走路灯』、滑走路中心の『滑走路中心線灯』を点灯しました。
その頃には辺りもすっかり暗くなり、光かがやく滑走路灯火を思い思いのアングルで写真に収める参加者の皆さま。中には、濡れた滑走路に腹ばいになって撮る猛者も・・・!
『滑走路灯』、『滑走路中心線灯火』は、空港の明るさ等により、灯火の明るさを「タップ1」から「タップ5」まで5段階に変更可能。
「タップ1」から順に明るくしていき、一番明るい「タップ5」で点灯すると、まぶしい程の明るさに!!「まぶしい~」なんて、航空灯火から目をそむける小さなお子さまも・・・。
この他、担当者から、『滑走路距離灯』、『旋回灯』、『滑走路末端灯』、『滑走路末端識別灯』、『進入角指示灯』などさまざまな灯火の説明を受けながら、滑走路南端に向けて移動。
滑走路南端では、参加者の皆さまのカウントダウンにより、滑走路末端から300m、600m、900mの位置に設置されている『進入灯台』を点灯!雨上がりでうっすら霧がかかった夜空で旋回する『進入灯台』の光は、とっても幻想的でした!
滑走路南端で、最も明るい「タップ5」で『滑走路灯』、『滑走路中心線灯』を点灯させると周囲が燃えているような明るさに!!
最後に、滑走路北端の先に設置されている『進入路指示灯』、『簡易式進入灯』を点灯。この日は、うっすら霧がかかった状態でしたが、霧に反射して2km以上も先の航空灯火もキレイに見ることができました。
このような「航空灯火」の他にも、参加者の皆さまには、摩擦抵抗を高めるために滑走路横断方向に切られた溝である『グルービング』など、滑走路特有の舗装も現地で確認していただきました。写真の手前が『グルービング』が設置されている「滑走路」で、奥が『グルービング』が設置されていない滑走路とエプロンをつなぐ「誘導路」です。違いがわかりますか?
約2時間かけて滑走路南端までの約800mを往復。19時30分頃からの閉会式で、参加者全員の完歩を祝っての一本締めで『ナイトランウェイウォーク』は終了。
参加賞として、参加者の皆さまに、『25周年記念ランウェイタオル』、『信州まつもと空港自由帳』、『ナイトランウェイウォーク記念缶バッジ』や『FDAうちわ』などの他、当日の記念写真が印刷された『オリジナルペーパークラフト』をプレゼントしました!
当日は、雨こそ降っていませんでしたが、雲に覆われたあいにくの天候でした。「星空」は眺められませんでしたが、参加者の皆さまには、『航空灯火』や『滑走路』など、普段は体験できないものを体験していただけたものと思っております!
10月27日からは、松本=神戸線が、新たに就航されます。神戸まで、たったの1時間です!
皆さま、引き続き、『信州まつもと空港』をよろしくお願いいたします。
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