来て!観て!松本『彩』発見 歴史と伝統の城下町松本。のどかな田園風景安曇野。そびえたつ雄大なアルプス。自然と文化に彩られたまつもと地域の情報を、松本地域の県職員の発見を織り交ぜつつお届けします。 面白いこと新発見、知ってる人にも再発見、何だこれはの珍発見。当たり前だと思っていたことから、ローカルなことまで職員の発信する情報をお楽しみください。

来て!観て!松本『彩』発見

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地域の知恵袋【道の駅「今井恵みの里」 犬飼公紀さん】

今回の「地域の知恵袋インタビュー」のお相手は、道の駅「今井恵みの里」の駅長 犬飼公紀さんです。
平成21年8月に道の駅「今井恵みの里」農産物直売施設が運営を開始しました。出荷農家の会員数は約450名、体験交流農園や地産地消をテーマとした食堂の運営も行っています。犬飼さんは、初代駅長としてご活躍されているほか、松本地域から「おいしい信州ふーど(風土)」の魅力を発信していただく「おいしい信州ふーど(風土)名人」に委嘱されています。


今回、犬飼さんから、農産物直売所や6次産業化の課題や行政への要望について次のようなご意見・ご提案をいただきました。

① 直売所は、設置して1年目はよく売れるが、2年目に入ると売り上げが伸びないことがある。どこで売るのかというマーケティングをしっかり準備しておく方がよい。
② 消費者の心をつかみ、直売所に来てもらうには、味覚イベント、農産物プレゼントが効果的だと思う。農産物を集めてお客さんが来るのを待っていてもだめ。消費者がこれは面白いということを打ち出していかないとなかなかきてくれない。その面白さというのは、農業の大切さとか食の楽しさ。特に食の楽しさという点では、そこに面白みを出すこと。これから、いろいろやっていくには、新しいことを考えるというか、新しい発想でやらないとだめだと思う。
③ 今までのように、捨てるとか腐らせるという農業は、持続できない。それから脱却するためには、畑で腐らせたり捨てられるものに付加価値をつけること、六次産業化をやらなければいけないと思う。
④ 生産者の心をつかむには、売り場は確保したので、作ってくださいと。売ることよりもまず、売り場の確保。20種以上栽培して収穫後に畑にかすは残さないこと。従来のように規格外だから畑に捨てるとかはだめ。曲がろうが小さかろうが関係ない、全部直売所に出すよう指導している。

犬飼さんへのインタビューを終えて、消費者の心とつかむと同時に生産者の心もつかむことが大事であると感じました。「今井恵みの里」が消費者が楽しめる様々な仕掛けや情報発信を行うことにより、農家の女性を中心として、生産者、地域の拠り所となっていると思いました。今後は、今井産農産物の信頼がさらに高まり、「選ばれる産地」となるため、出荷農家の方に、県で推進している「GAP(農業生産工程管理)」にも積極的に取り組んでいただき、「安全・安心」もアピールしていただければと思います。

・ 所在地 松本市今井886番地2
・ 参考ホームページ
道の駅 「今井 恵みの里」


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インタビューの詳細は松本地方事務所のホームページをご覧ください。

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