2014.11.12 [ イベント ]
県営畑地帯総合整備事業「岩垂原」地区の竣工式が行われました。
11月7日、地域農業の近代化のために、平成13年度から35億円余の事業費を投じて工事を進めてきました県営畑地帯総合整備事業「岩垂原地区」の竣工式が多くの関係者が出席し、行われました。
この度建立された記念碑には、公募により提案された数多くの案から決まった「大地水恵」の文字が刻まれ、地域の恵みにより安定した作物の供給が可能となっていることへの感謝の思いが記されています。
畑地帯総合整備事業(通称:畑総)とは、畑地帯で高品質で計画的な作物生産を可能とするスプリンクラーなどの畑地かんがい施設や、大型トラクターも楽に通行できる巾の広い農道などを、地域の作物に合わせて一体的に整備する事業です。
ここ「岩垂原」地区は松本市、塩尻市、朝日村にまたがる440haの広大な畑地帯で、レタスやキャベツなどの葉物野菜からリンゴや梨などの果樹まで幅広い作物が作られています。
ここには、以前から畑地かんがい施設がありましたが、老朽化でスプリンクラーからちゃんと水が飛ばなかったり、狭い農道で大きな機械が入れなかったりと、近代的な農業生産には支障がありましたが、地域の皆様方と知恵を出し合い、安定した水圧を確保するために大型のポンプや貯水池を整備したり、道路沿いでもトラクターが安全に回れたり、営農用の車がとめておける路側帯などを一体的に整備しました。
当日は多くの関係の皆様が、事業実施の労苦を語り合いながら、完成した施設を感慨深く見つめておられました。
この事業の完成によりまして、この「岩垂原」の地が更なる優良農業地帯となることを願っています。
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