今回ご紹介する「山形村の道祖神」は、山形村内に比較的多くある小坂地区の道祖神のご紹介をします。
小坂地区には、約10体ほどの道祖神があり、村内の約半数近くの道祖神があります。道路の辻には、ところどころ見受けられます。
こちらの道祖神は、『まぼろしの双像』と言われる道祖神ですが、造立年が古いためか、風化して消えてしまっており、像もはっきりとは見えません。
が、よくよく近くでみますと、男女の向かい合っている姿が浮き上がっており、すらっとした姿からでしょうか、夢のようなまぼろしのような風情が感じられるところから、このような名前がつけられたのではないでしょうか。
また、道祖神の下に“穴”があいていますが、子どもたちが遊んであけたもののようです。昔は、子ども達の遊び場だったんでしょうね。
こちらの道祖神は、『すあしの道祖神』と言われ、寛政7年12月8日の記年銘がはっきりとあります。
名前のとおり、男女とも“素足”なのがおわかりでしょうか。仲むつましい姿で微笑んでいるようにも見えました。
山形村の道祖神に興味をもたれたら、こちらをご覧になり、足を運んでみてはいかがでしょうか。
今が旬の“春掘りながいも”もおいしいですよ。
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